【CEATEC JAPAN 2010】WDLC、地デジPCの「お得感」をアピール

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2010/10/12 18:42

 10月9日に閉幕した電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN 2010」。ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム(WDLC)は、最終日、地上デジタル放送が視聴できるPCの魅力を伝えるセッション「よくわかる『地デジパソコン』の楽しみ方」を次世代コンピューティングパビリオンで実施した。

3人の登壇者が地デジPCの魅力を多角的に伝えた


 最初に登場したのは、BCNの道越一郎エグゼクティブアナリスト。デジタルテレビ、レコーダー、PCが一台になった地デジPCのメリットとして、「3台を別々に購入するよりも安い」「配線がシンプルで設置しやすい」「画像がキレイ」「インターネットが使えるので便利」の4点を挙げた。

BCNの道越一郎エグゼクティブアナリスト

 また、「BCNランキング」をもとに、地デジPCがいまどのくら売れているのかをグラフで解説。9月は昨年に比べて販売台数で260.9%、販売金額では248.0%と、人気ぶりを示した。「地デジPCは以前と比べて価格が下がってきている」(道越エグゼクティブアナリスト)ことも、成長を後押ししているようだ。「テレビ、レコーダー、PCを買うと15万円を超える程度になるが、地デジPCだとそれより2-3割は安くなる」とお買い得感があることを説明した。

プレゼントキャストの石田哲平営業部長

 続いて、プレゼントキャストの石田哲平営業部長が地デジPCに搭載しているガジェット「テレビNaviガジェット」の魅力を、デモンストレーションを交えながら紹介した。ガジェットは同社のテレビ番組配信サービス「テレビドガッチ」と連携。このガジェットは、現在、家電量販店などの店頭に並ぶ地デジPCの2010年秋冬モデル/夏モデルに搭載している。

「テレビドガッチ」のトップページ(番組視聴画面)

 この秋の新機能は、ドラマやバラエティなど、ジャンル別に番組を検索できる「番組動画ガジェット」。もう一つは、「My番組チョイスガジェット」で、タレントの名前や番組名などのキーワードで検索できる。「テレビNaviガジェット」は、現在、アイ・オー・データ機器、NECパーソナルプロダクツ、オンキヨー、東芝、バッファロー、富士通、マウスコンピューターの7社のPCに入っている。

ワイヤーアクションの襟川広行制作部部長

 最後に、ワイヤーアクションの襟川広行制作部部長が、自社のテレビ番組情報確認サービス「TVでた蔵」を紹介しながら、PCでテレビを見るメリットを語った。「TVでた蔵」は、テレビを見ているときに気になった音楽や旅行先、飲食店などの情報を探すことができるサービス。例えば、飲食店なら、気になったお店のサイトにアクセスして、予約することができる。

「TVでた蔵」のトップページ

 「TVでた蔵」は、テレビを見ていて「この音楽は何だろう」「ここに行きたい」と感じたときに、すぐにインターネット経由で情報を入手できるのが利点だ。音楽情報はレーベルゲートの音楽配信サービス「mora win」、旅行情報は日本旅行、グルメ情報は「ぐるなび」と連携している。テレビ番組の放映後、5分ほどで情報を更新するという。

次世代コンピューティングパビリオンには地デジ対応PCがずらりと並んだ

 ガジェットは、次世代コンピューティングパビリオン内に置いてある地デジPCを実際に触って試すことができた。この日は土曜日ということもあって、子ども連れの家族、大学生などから年配者まで、幅広い世代が来場し、地デジPCの便利さを体感していた。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで129品目を対象としています。