WDLC、地デジPCの成長率は240%超、「パソコンも地デジカ」が第2シーズンに突入

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2010/10/08 19:48

 ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム(WDLC、堂山昌司会長)は、10月8日、PCで地上デジタル放送が楽しめることを訴える「Watch PC?『パソコンも地デジカ』キャンペーン」が、秋冬商戦から第2シーズンに突入することを発表した。期間は2011年3月31日までを予定している。

 第1シーズンは、今年4月下旬から9月30日までの実施。堂山会長は、地上デジ搭載PCが「今年5~9月の販売は、昨年比241%と大きく成長した」と、WDLCの取り組みが寄与したことを示唆。地デジPCの成長によって、PC全体も前年を上回る伸びを示しており、「地デジPCがPC市場を活性化につながっていることは間違いない」と成果を強調した。 

堂山昌司会長

 マイクロソフトの笠原健司・パートナー&マーケティングコミュニケーションズ本部長は、「コンシューマ市場が年間1000万台規模になる可能性は十分にあることが改めてわかった」と説明。実際、WDLCの取り組みで、258万人の需要喚起効果、151万人の購入意欲効果を得たという。 

笠原健司本部長

 9月30日まで実施した第1シーズンでは、PCがデジタル放送を「観る!」「録る!」「遊ぶ!」ことに長けていることを訴求。第2シーズンでは、第1シーズンの3テーマに加えて、「便利!」をアピールする。

 具体的には、視聴ログをベースにPCが自分に適した番組を推薦してくれる「My番組チョイス!」ガジェット、Twitter機能を活用したサービス「ピーチク」とドワンゴ運営の「ニコニコ実況」の連携、番組で放送された情報をすぐに収集できる「TVでた蔵」などの提供で、番組の視聴前、視聴中、視聴後に、テレビとは異なったサービスを受けられるようにする。会見では「TVでた蔵」を提供するワイヤーアクションの林和宏社長が、「テレビ視聴時の情報収集の悩みに応えたサービス。地デジPCなら、さらに便利に使える」とアピールした。 

ワイヤーアクションの林和宏社長

 「Watch PC?『パソコンも地デジカ』キャンペーン」は、子ども部屋や寝室など、個室のアナログテレビを地デジ機能付きのPCに切り替えることで、PCならではの楽しみ方を提案する取り組み。高校生までの子どもがいる世帯を想定し、地デジ搭載PCと、これを活用したテレビ番組の視聴スタイルの普及を目指している。