日本は実用的なロボットで世界のリーダーに、アイロボットCEOが提言
セールス・オンデマンド(木幡民夫社長)は、10月7日、米アイロボットのコリン・アングルCEOを招き、記者会見を開催した。コリン・アングルCEOは、日本での自動掃除機「ルンバ」販売拡大への自信や、自社のロボット開発の取り組みを語るとともに、「実用的なロボットを開発したら、日本は世界のリーダーになることができる」と提言を行った。
アイロボットは、米マサチューセッツ工科大学で最先端の人工知能研究をしていた科学者3人が1990年に設立。これまで、地雷探査・除去ロボットや、人命救助や爆弾処理などの多目的作業ロボット「パックボット」や、一般消費者向けの「自動掃除機 ルンバ」、雨どい掃除ロボットなど、人間の作業を助けるロボットを開発してきた。「ルンバ」は、日本では04年から総代理店のセールス・オンデマンドが販売している。今回は、セールス・オンデマンドが、アイロボットの設立20周年を記念し、アイロボット設立メンバーで現在CEOを務めるコリン・アングルを招待した。
アイロボットのコリン・アングルCEOは、日本でのルンバの販売について、「非常に好調で、大きく成長している。発売当初には懐疑的な見方もあったが、使い方を説明することで評価してもらえるようになった。米国でも一定の理解を得るまで時間がかかったが、理解が深まると爆発的に売れた」として、今後の日本市場での販売拡大に自信を示した。
また、コリン・アングルCEOは、日本のロボット開発への取り組みに関して、「これまでわれわれが開発してきたロボットは、人々の役に立つ実用的なもので、人間を負荷や危険から解放する。日本には実用的なロボットが少ない」と指摘。「高度な技術をもつ日本が、もし実用的なロボットを開発したら、世界のリーダーになれるはずだ」と提言。
さらに、「日本は、65歳以上の高齢者の人数と介護ができる世代の人数の割合が、10年後には1対1になる。他の国に比べて早いスピードだ」として、働き盛り世代の介護・家事負担を軽減するロボットの必要性を強調した。
アイロボットは、米マサチューセッツ工科大学で最先端の人工知能研究をしていた科学者3人が1990年に設立。これまで、地雷探査・除去ロボットや、人命救助や爆弾処理などの多目的作業ロボット「パックボット」や、一般消費者向けの「自動掃除機 ルンバ」、雨どい掃除ロボットなど、人間の作業を助けるロボットを開発してきた。「ルンバ」は、日本では04年から総代理店のセールス・オンデマンドが販売している。今回は、セールス・オンデマンドが、アイロボットの設立20周年を記念し、アイロボット設立メンバーで現在CEOを務めるコリン・アングルを招待した。
日本での「ルンバ」販売に自信を示すコリン・アングルCEO。写真左はセールス・オンデマンドの木幡民夫社長
アイロボットのコリン・アングルCEOは、日本でのルンバの販売について、「非常に好調で、大きく成長している。発売当初には懐疑的な見方もあったが、使い方を説明することで評価してもらえるようになった。米国でも一定の理解を得るまで時間がかかったが、理解が深まると爆発的に売れた」として、今後の日本市場での販売拡大に自信を示した。
初代機など、歴代のルンバを展示
また、コリン・アングルCEOは、日本のロボット開発への取り組みに関して、「これまでわれわれが開発してきたロボットは、人々の役に立つ実用的なもので、人間を負荷や危険から解放する。日本には実用的なロボットが少ない」と指摘。「高度な技術をもつ日本が、もし実用的なロボットを開発したら、世界のリーダーになれるはずだ」と提言。
非売品の純金ルンバ
さらに、「日本は、65歳以上の高齢者の人数と介護ができる世代の人数の割合が、10年後には1対1になる。他の国に比べて早いスピードだ」として、働き盛り世代の介護・家事負担を軽減するロボットの必要性を強調した。
多目的作業ロボット「パックボット」