KDDIは、auのAndroid搭載スマートフォンの新モデルとして、「おサイフケータイ」など定番の携帯電話機能を数多く盛り込んだ「IS03」（シャープ製）を、11月下旬に発売する。価格は未定。

　「IS03」は、解像度960×640ピクセルの3.5型タッチ操作対応液晶を搭載したスマートフォン。OSにAndroid 2.1を採用し、Flash対応のウェブサイト閲覧に必要なFlash Lite 4.0を搭載する。

　スマートフォン機能に加え、端末で支払いができる「おサイフケータイ」や赤外線通信、ワンセグ、歩数計など、定番の便利な携帯電話機能を備える。@ezweb.ne.jpドメインのEメールやCメール、デコレーションメールにも対応する。

　高感度・高精細な撮影ができる有効約957万画素のオートフォーカス付きCCDカメラを内蔵。連続通話時間は約230分、連続待受時間は約200時間。本体サイズは幅63×奥行き12.6×高さ121mm、重さ138g。カラーはホワイト、ブラック、オレンジの3色。

　スマートフォン向けアプリケーション配信サービス「au one Market」に対応する。このほか、音楽配信サービス「LISMO」や「au one ナビウォーク」など、au独自のアプリをダウンロードできる。

　10月5日から、IT総合展「CEATEC JAPAN 2010」と、東京・原宿のKDDIデザインスタジオで、新機種を展示する。

　10月4日の発表会で、KDDI代表取締役執行役員の田中孝司専務は、「スマートフォンと通常ケータイの両方の機能を、1台の端末で使いたいというニーズに対応。『IS03』で、秋冬商戦に向けて頑張っていきたい」と意気込みを示した。