オンキヨー、Windows 7搭載のスレートPC3モデル USBポートやカードスロットも

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2010/09/28 18:55

 オンキヨーは、9月28日、モバイルPCの新製品として、キーボード非搭載でタッチパネルで操作するスレートタイプの「TWシリーズ」3機種を、10月中旬から順次発売すると発表した。USBポートやメモリカードスロットを備えるなど、PCとしての機能を備えたことが特徴。Windows 7を搭載したスレートで、市場での地位を確保する。

 発表会で、管正雄常務取締役PCカンパニー社長は、「オンキヨーのPCは、まだまだ市場で確固たる地位を築けていないが、市場で新しいものをつくっていく姿勢で開発している。今回はスレートPC市場に打って出る」と表明。将来は、「スレートPCといえばオンキヨー、という地位を築く。今後、ライバルの参入が見込まれるが、優位性を確保したい。1600万台のPC市場を2000万台にする意気込みで臨む」と力強く宣言した。

11.6ワイド型と10.1ワイド型のスレートPC「TWシリーズ」3モデル

 発売するのは、11.6型ワイド液晶のハイエンドモデル「TW317A5」と、10.1ワイド液晶のミドルモデル「TW217A5」、10.1ワイド液晶のスタンダードモデル「TW117A4」。「1機種では本気度が認めてもらえない」(管常務)と、3機種を揃えた。

 すべてマルチタッチに対応し、指でズームや回転などの操作ができるほか、Bluetoothに対応し、ワイヤレスキーボードやマウスが使用できる。USB2.0ポートやメモリカードスロットやアナログディスプレイ出力端子を備え、周辺機器との接続性を確保した。Windows対応のソフトウェアも利用できる。

USB2.0ポートやカードスロットなどを備え、周辺機器との接続性を確保

 OSは、Windows 7 Home Premium 32ビット版、メモリは1GB。CPUはハイエンドの「TW317A5」とスタンダードの「TW117A4」がAtomプロセッサーN450(1.66GHz)、ミドルの「TW217A5」がAtomプロセッサーN5500(1.66GHz)を搭載する。ハイエンドの「TW317A5」とミドルの「TW217A5」には32GBのSSDを、スタンダードの「TW117A4」には160GBのHDDを搭載している。

管正雄常務取締役PCカンパニー社長

 本体サイズは、11.6型ワイド液晶の「TW317A5」が幅295×高さ195×厚さ14mm、重さは1kg。バッテリ駆動時間は約5時間。10.1ワイド液晶の「TW217A5」が幅274×高さ173×厚さ18.5mm、重さは850g。バッテリ駆動時間は約6.4時間。10.1ワイド液晶の「TW117A4」が幅263×高さ168×厚さ18.5mm、重さは0.99kg。バッテリ駆動時間は約3.8時間。

 実勢価格は、ハイエンドモデル「TW317A5」が6万9800円前後、ミドルの「TW217A5」が5万9800円前後、スタンダードの「TW117A4」が4万9800円前後の見込み。