富士フイルム、光学式/電子ビューファインダーを両立した高級コンデジを開発

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2010/09/21 17:03

 富士フイルムは、光学式/電子ビューファインダーの特性をあわせもち、有効1230万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサを採用した高級コンパクトデジタルカメラ「FinePix X100」を開発。2011年春に発売する予定だ。価格はオープンで、実勢価格は12-15万円前後の見込み。

FinePix X100

 ファインダーには、被写体を目で見たままの実像で捉えてフレーミングする光学式ファインダーと、ファインダーの中にシャッタースピードや絞り値、ホワイトバランスなどの情報を表示する電子ビューファインダーの特徴を両立した「ハイブリッドビューファインダー」を搭載。

 レンズは、焦点距離23mm(35mmフィルムカメラ換算)の単焦点のフジノンレンズを搭載。画面の中心部のほか、周辺まで高い解像感を実現した。開放F値はF2。また、撮像素子には有効1230万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサを採用。集光効率を高め、中心部だけでなく周辺部まで明るくシャープな画像で撮影できる。

 外観は、フィルムカメラ時代の高級コンパクト機を思わせるクラカルなデザイン。天面の軍艦部と底面にはマグネシウム合金を採用し、高剛性を追求した。シャッタースピードダイヤルと絞り補正ダイヤルはボディの天面に配置。ダイヤルはすべて金属製の部品を用いている。ボディには手触りのよいレザー調の合皮を貼り込み、高級感を演出している。