ニコン、コンデジ新製品、暗いシーンに強い「S8100」とタッチパネルの「S80」

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2010/09/16 15:43

 ニコンイメージングジャパンは、コンパクトデジタルカメラの新製品として、暗いシーンに強く光学10倍ズームレンズを搭載する「COOLPIX S8100」と、タッチ操作対応の有機ELモニタを備える「COOLPIX S80」を、10月7日に発売する。価格はオープンで、実勢価格はともに3万8000円前後の見込み。

 「COOLPIX S8100」は、「夜撮りキレイテクノロジー」が進化。高感度対応の新画像処理エンジン「EXPEED C2」とノイズ低減処理技術、レンズシフト方式+電子式の二つの手ブレ補正(VR)機能、手ブレや被写体の動きを検出すると自動でシャッタースピード、ISO感度を上げてブレを軽減するモーション検知など、四つの技術が夜景や暗い室内、逆光でのポートレート撮影をサポートする。 

COOLPIX S8100

 膨大な画像データを高速処理するCMOSセンサの特徴を生かして、高速連写合成でブレとノイズを低減。ブレやノイズを抑えた背景と、フラッシュで明るく撮影した人物を瞬時に合成する「くっきり夜景ポートレート」モード、低めのISO感度で連写した画像を合成してブレやノイズを抑えた画像にする「夜景」モード、輝度差の激しい場所でも露出の違う2コマの写真を連写合成して白トビや黒ツブレのない画像にする「逆光」モードを備える。

 約10コマ/秒、最大5コマまでの高速連写に対応。「スポーツ連写」モードに設定すれば、約1/120秒以上の高速シャッタースピードで、最大54コマまでの連写ができる。シャッターボタンを全押しする直前の画像を最大2コマまで記録する「先取り撮影」機能を備える。

 裏面照射型CMOSセンサによって、暗いシーンでも1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画を撮影できる。

 有効画素数は1210万画素。35mmフィルムカメラ換算で30-300mm相当の光学10倍ズームNIKKORレンズと約92万ドットの広視野角3型TFT液晶モニタを備える。内蔵メモリは約102MB、外部メモリはSD/SDHC/SDXCカードに対応する。電源はリチウムイオン充電地。本体サイズは幅104.0×高さ59.2×厚さ29.9mm、重さ約209g。カラーはノーブルブラック、プレシャスゴールド、フラッシュレッド。

 「COOLPIX S80」は、約82万ドットのタッチパネル式3.5型ワイド有機ELモニタを搭載。細部まではっきりと色鮮やかに画像を表示する。 

COOLPIX S80

 新たに集積回路を採用し、従来機「COOLPIX S70」よりもタッチパネルの反応速度を向上した。ピントと露出を合わせて撮影できる「タッチシャッター」や、画像再生時の「2本指拡大・縮小」「2本指高速画像送り」など、指で画面に軽く触れるだけで撮影・再生・画像編集の操作ができる。

 「メイクアップ効果」で、撮影した画像から人物の顔を検出し、人物の肌を滑らかにするなどの編集ができる。そのほか、画像の色調を白黒やセピアなどに変える「ピクチャーカラー」、魚眼レンズで撮影したように加工する「魚眼効果」など、六つのフィルター効果を施すことができる。

 1280×720ピクセルのハイビジョン動画をステレオ音声付きで撮影できる。

 有効画素数は1410万画素。35mmフィルムカメラ換算で35-175mm相当の光学5倍ズームNIKKORレンズを搭載する。内蔵メモリは約79MB、外部メモリはSD/SDHC/SDXCカードに対応する。電源はリチウムイオン充電地。本体サイズは幅98.8×高さ62.6×厚さ16.5mm、重さ約133g。カラーはカーディナルレッドとプラウドブラック。