ニコン、DXフォーマットの中級機「D7000」、視野率100%のファインダーを搭載
ニコンイメージングジャパンは、デジタル一眼レフカメラの新製品として、小型ボディに視野率約100%のファインダーを備えるニコンDXフォーマットの中級機「ニコン D7000」を10月29日に発売する。価格はオープン。
新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサと、画像処理の高速化、高度なノイズ低減、色再現性の向上、低消費電力化を実現する新画像処理エンジン「EXPEED 2」を搭載。有効画素数は1620万画素で、高精細な描写と豊かな階調表現ができる。常用ISO感度はISO 100-6400で、ISO 25600相当のHi2までの増感設定が可能。夕暮れや室内などの暗い場所や、動きの速いスポーツに強い。
D90と同等の幅132×高さ105×奥行き77mm、重さ690gの小型ボディに、視野率約100%の高倍率ファインダーを搭載。上面、背面カバーにはマグネシウム合金を採用し、堅牢性を高めたほか、各接合部にシーリングを施し、高い防滴・防塵性能を確保した。
従来、最大1005分割だったRGB測光センサは、分割数を倍増し2016分割に。撮影前に被写体の状況を的確に把握し、その情報をオートフォーカス、自動露出、i-TTL-BL調光、オートホワイトバランスの制御に反映する。
AFセンサには、39点のフォーカスポイントをもつ新開発「マルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュール」を搭載。2016分割RGB測光センサのシーン認識システムとあいまって、小さな被写体でも的確に把握し、高い被写体追尾・捕捉性能を発揮する。使用頻度の高い中央部の9点にはクロスタイプを採用し、確実に被写体を捉える。フォーカスポイントは11点に限定することもできる。
約6コマ/秒、最大100コマまでの高速連写が可能。撮影モードダイヤルに新たに設けた「U1」「U2」モードに、ISO感度や露出補正などのよく使う撮影機能を登録すれば、撮影モードを切り替えるだけで登録した設定で撮影できる。
1920×1080画素のフルハイビジョンでの動画撮影ができる「Dムービー」を搭載。コントラストAFでのピント合わせができ、AFモードを常時AFサーボに、AFエリアモードをターゲット追尾AFに設定すると、動き回る被写体にもAFエリアが三次元で追従してピントを合わせ続ける。
動画の一部分をJPEG画像の静止画として切り出すことや、動画から不要な部分を削除することができる動画編集機能を備える。外部マイクでのステレオ録音にも対応する。
2枚のSDカードを使用できるダブルカードスロットを搭載。SD/SDHC/SDXCカードに対応する。約92.1万ドットの3型TFT液晶を備える。
実勢価格は、ボディ単体が14万円前後、焦点距離が18-105mm(35mmフィルムカメラ換算)のレンズをセットにした「D7000 18-105 VR レンズキット」が18万円前後、焦点距離が18-200mmのレンズをセットにした「D7000 18-200 VR II レンズキット」が23万円前後の見込み。
発表会で西岡隆男社長は、「2009年に落ち込んだデジタル一眼の販売だったが、10年は本来もっていた力を発揮して回復し、コンパクトももちなおしてきた。10年のデジタルカメラ市場は、デジタル一眼は140万台、コンパクトは900万台まで伸びるとみている。そのなかで、当社は上半期、デジタル一眼でトップシェアを獲得できた。今回、ニコンDXフォーマットの中級機『D7000』がラインアップに加わることで、ユーザーの幅広いニーズに応える。下半期は、デジタル一眼で30%以上、コンパクトで10%以上のシェアを取りたい」と力強く語った。
ニコン D7000
新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサと、画像処理の高速化、高度なノイズ低減、色再現性の向上、低消費電力化を実現する新画像処理エンジン「EXPEED 2」を搭載。有効画素数は1620万画素で、高精細な描写と豊かな階調表現ができる。常用ISO感度はISO 100-6400で、ISO 25600相当のHi2までの増感設定が可能。夕暮れや室内などの暗い場所や、動きの速いスポーツに強い。
D90と同等の幅132×高さ105×奥行き77mm、重さ690gの小型ボディに、視野率約100%の高倍率ファインダーを搭載。上面、背面カバーにはマグネシウム合金を採用し、堅牢性を高めたほか、各接合部にシーリングを施し、高い防滴・防塵性能を確保した。
背面カバーにはマグネシウム合金を採用
従来、最大1005分割だったRGB測光センサは、分割数を倍増し2016分割に。撮影前に被写体の状況を的確に把握し、その情報をオートフォーカス、自動露出、i-TTL-BL調光、オートホワイトバランスの制御に反映する。
AFセンサには、39点のフォーカスポイントをもつ新開発「マルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュール」を搭載。2016分割RGB測光センサのシーン認識システムとあいまって、小さな被写体でも的確に把握し、高い被写体追尾・捕捉性能を発揮する。使用頻度の高い中央部の9点にはクロスタイプを採用し、確実に被写体を捉える。フォーカスポイントは11点に限定することもできる。
約6コマ/秒、最大100コマまでの高速連写が可能。撮影モードダイヤルに新たに設けた「U1」「U2」モードに、ISO感度や露出補正などのよく使う撮影機能を登録すれば、撮影モードを切り替えるだけで登録した設定で撮影できる。
「U1」「U2」モードによく使う撮影機能を登録できる
1920×1080画素のフルハイビジョンでの動画撮影ができる「Dムービー」を搭載。コントラストAFでのピント合わせができ、AFモードを常時AFサーボに、AFエリアモードをターゲット追尾AFに設定すると、動き回る被写体にもAFエリアが三次元で追従してピントを合わせ続ける。
動画の一部分をJPEG画像の静止画として切り出すことや、動画から不要な部分を削除することができる動画編集機能を備える。外部マイクでのステレオ録音にも対応する。
2枚のSDカードを使用できるダブルカードスロットを搭載。SD/SDHC/SDXCカードに対応する。約92.1万ドットの3型TFT液晶を備える。
実勢価格は、ボディ単体が14万円前後、焦点距離が18-105mm(35mmフィルムカメラ換算)のレンズをセットにした「D7000 18-105 VR レンズキット」が18万円前後、焦点距離が18-200mmのレンズをセットにした「D7000 18-200 VR II レンズキット」が23万円前後の見込み。
西岡隆男社長
発表会で西岡隆男社長は、「2009年に落ち込んだデジタル一眼の販売だったが、10年は本来もっていた力を発揮して回復し、コンパクトももちなおしてきた。10年のデジタルカメラ市場は、デジタル一眼は140万台、コンパクトは900万台まで伸びるとみている。そのなかで、当社は上半期、デジタル一眼でトップシェアを獲得できた。今回、ニコンDXフォーマットの中級機『D7000』がラインアップに加わることで、ユーザーの幅広いニーズに応える。下半期は、デジタル一眼で30%以上、コンパクトで10%以上のシェアを取りたい」と力強く語った。