三洋電機、ボタン一つでお米からパンを作るホームベーカリー
三洋電機(佐野精一郎社長)は、7月13日、世界で初めて米からパンを作ることができるホームべーカリー「SPM-RB1000」を発表した。愛称「GOPAN(ゴパン)」として、10月8日の「お米の日」に発売する。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。
米粉からパンを作ることができるホームベーカリーはすでに発売しているが、米粉は小麦よりも高価であることや、流通ルートが限定的で認知度も低いなどの問題があった。同社は、家庭のお米を使って、炊飯器でご飯を炊くように、ボタン一つで家庭でお米からパンを作ることができるホームベーカリーを開発。水に漬けて柔らかくした米をペースト状にする独自技術「米ペースト製法」を経て、生地をこねることで、“米パン”を作ることが可能になった。
「おどり炊き」シリーズなどの炊飯器や、米粉ベーカリー開発で培ったノウハウを結集し、約4年の開発期間を経て商品化。日本の米消費量が減少するなかで、同社は「GOPAN」で作る米パンによって、パン食が進む日本人の食生活に、米を中心とした国産農産物の取り込みを積極的に推進していく。このほか、メタボリックシンドロームの予防、地元産の米パンレシピの開発や実演販売など、「地産地消」の促進にも貢献したいとしている。
佐野精一郎社長は、「ライスクッキング製品の強化を図っていく」方針を打ち出し、「GOPAN」は10月8日の発売後、今年度(2011年3月期)下期に6万台の販売を目指す。また、「来年度は海外市場を含めて20万台を販売していきたい」としており、まず中国などアジア向けに製品を投入する。
発表会に登壇した農林水産省の佐々木隆博政務官は、「食料自給率を現在の41%から50%に引き上げる目標を掲げているなかで、米からパンが作ることができる今回の製品は心強い。新しい食のあり方、家族団らんのあり方を提案してくれた。米の消費を拡大するために、大いに役立ってくれる製品だ」と、期待を述べた。
米粉からパンを作ることができるホームベーカリーはすでに発売しているが、米粉は小麦よりも高価であることや、流通ルートが限定的で認知度も低いなどの問題があった。同社は、家庭のお米を使って、炊飯器でご飯を炊くように、ボタン一つで家庭でお米からパンを作ることができるホームベーカリーを開発。水に漬けて柔らかくした米をペースト状にする独自技術「米ペースト製法」を経て、生地をこねることで、“米パン”を作ることが可能になった。
「GOPAN」SPM-RB1000
「おどり炊き」シリーズなどの炊飯器や、米粉ベーカリー開発で培ったノウハウを結集し、約4年の開発期間を経て商品化。日本の米消費量が減少するなかで、同社は「GOPAN」で作る米パンによって、パン食が進む日本人の食生活に、米を中心とした国産農産物の取り込みを積極的に推進していく。このほか、メタボリックシンドロームの予防、地元産の米パンレシピの開発や実演販売など、「地産地消」の促進にも貢献したいとしている。
三洋電機の佐野精一郎社長
佐野精一郎社長は、「ライスクッキング製品の強化を図っていく」方針を打ち出し、「GOPAN」は10月8日の発売後、今年度(2011年3月期)下期に6万台の販売を目指す。また、「来年度は海外市場を含めて20万台を販売していきたい」としており、まず中国などアジア向けに製品を投入する。
農林水産省の佐々木隆博政務官
発表会に登壇した農林水産省の佐々木隆博政務官は、「食料自給率を現在の41%から50%に引き上げる目標を掲げているなかで、米からパンが作ることができる今回の製品は心強い。新しい食のあり方、家族団らんのあり方を提案してくれた。米の消費を拡大するために、大いに役立ってくれる製品だ」と、期待を述べた。
「GOPAN」SPM-RB1000で焼き上げた米パンは、モチモチとした食感。写真はトーストしたもの