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地デジパソコン夏モデル速攻レビュー マウスコンピューター「Lm-i722X2-D3B-P24W」余裕のスペックを備えたお買い得モデル

レビュー

2010/07/08 19:20


 Windows 7搭載の最新のパソコンは、すぐれたAV性能を備え、エンタテインメントを存分に楽しめる機種が多い。地上デジタル放送が視聴できる「地デジパソコン」もその一つ。これまで、NEC、ソニー、富士通、オンキヨー、東芝の夏モデルを使いながら、その特徴やメリットを紹介してきた。最終回はマウスコンピューターの、拡張性とコストパフォーマンスの高さにすぐれるデスクトップパソコン「パーソナルパワーモデル Lm-i722X2-D3B-P24W」だ。


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23.6型ワイドフルHD液晶ディスプレイを付属



 マウスコンピューターのパソコンは、コストパフォーマンスに優れていることが大きな特徴。「パーソナルパワーモデル Lm-i722X2-D3B-P24W」は、地上デジタルチューナーやBDドライブなどを備えたデスクトップパソコン本体に、「iiyama」の23.6型ワイドフルハイビジョン(HD)液晶ディスプレイが付属し、価格は12万9990円。スペックに比べて手頃な価格を実現している。

パーソナルパワーモデル Lm-i722X2-D3B-P24W

 液晶ディスプレイはノングレアタイプなので、長時間作業しても疲れにくい。ベゼル(縁)はスリムで、デュアルディスプレイの構築にも向いている。スピーカーの出力は2W×2。3.5mmステレオミニジャックで入力する。RGBとDVIに加え、HDMI入力端子も備えているので、ゲーム機のモニタとしても利用できる。

 パソコン本体はミニタワー型で、カラーはブラック。前面は光沢感のある塗装を施し、精悍な印象だ。電源とHDDアクセスのLEDは、ブルーとパープルで明るい。ケースの最下段を押すとカバーが開き、2つのUSB端子と音声入出力端子が現れる。左側面には排気口があるので、パソコン本体はディスプレイの左側に置いたほうが、操作中の排気がよけられる。付属のキーボードはPS/2、マウスはUSBで接続するタイプ。キーボードはテンキー付きの標準的な109キーボードだ。なお、テレビリモコンの受信部は、USBで接続しておく必要がある。

付属のキーボードはPS/2、マウスはUSBで接続する
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 インターフェースは、USB2.0端子が前面に2基、背面に6基の計8基搭載している。有線LANはギガビット対応だが、無線機能は非搭載。映像出力は、D-subとDVI-Iの2系統出力となる。DVI-IはDVI-Dと異なり、アダプタを使えばRGB出力ができる。拡張スロットは「PCI」×1、「PCI-Express x16」×1、「PCI-Express x1」×2で、このうち「PCI-Express x16」にはグラフィックボードを装着している。拡張ストレージ・ベイは5.25型×2と3.5型×4で、それぞれ一つずつを光学ドライブと内蔵HDDに使用している。光学ドライブはDVDスーパーマルチ機能付きBDドライブを搭載する。

ミニタワー型の本体内部。背面にB-CASカードスロットとアンテナ変換アダプタを備える

動画再生はもちろん、3Dゲームが快適に動作



 マザーボードはマイクロATXで、インテルH55 Express チップセットを採用している。CPUはCore i7-860で、Core i7のなかでは下位にあたるが、クアッドコアで動作するうえ、周波数が2.8GHzと高い。モバイル用のCPUとは一線を画す性能をたたき出している。メモリはDDR3を4GB搭載。グラフィックスはNVIDIAのエントリーミドルレンジ向けのGPU「GeForce GT240」を採用し、消費電力が小さいのが特徴。基本スペックが高いうえ、さらに拡張が可能なので、ゲーミングマシンとしても十分な実力をもっている。

 OSはWindows 7 Home Premium 64ビット版を搭載。32ビット版を付属しているので、手持ちの周辺機器やアプリケーションが64ビット環境で動作しない場合は、32ビット版を再インストールして切り替えてもいいだろう。ただし、メモリは4GBを積んでいても、3GB強しか使えなくなる。

Windows標準のベンチマークスコア

 Windows 7のベンチマークスコアは、グラフィックスとゲーム用グラフィックスが、ともに6.6と性能は高く、動画再生はもちろんのこと、最新の3Dゲームも快適に動作する。HDDは標準的だが、その他のスペックが高いので、地デジをウィンドウ表示して、他の作業をしながら見ることも余裕でできる。BDのフルHDビデオを再生していてもCPU使用率は5%という低さ。大容量データの操作でのストレスは感じない。

地デジと衛星放送の組み合わせなら同時録画も可能



 チューナーは、地上デジタル・BS・110度CSデジタルを各1基備える。地デジとBSデジタル、または地デジと110度CSデジタルの組み合わせなら、同時録画も可能だ。視聴ソフト「Windows Media Center」は、わかりやすいインターフェースで迷うことはない。起動時間は約5秒、チャンネル切り替えは3-4秒と、上々のレスポンスだ。オススメ番組やドラマの特集などの情報をデスクトップに常時表示するアプリケーション「テレビNaviガジェット」も搭載している。

視聴ソフトは「Windows Media Center」
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 電子番組表は一覧性が低いのでやや使いにくいが、録画予約をする場合はドラマや映画などのジャンルを指定し、検索結果から選ぶと簡単。また、シリーズ予約も手軽にできる。録画した番組は、「CyberLink Media Deluxe」を利用してBDに書き出す。

ジャンルを指定して検索できる

録画番組の一覧

録画番組をBDに書き出す

“ながら見”が余裕なハイパワーメインパソコン



 「パーソナルパワーモデル Lm-i722X2-D3B-P24W」は、地デジ視聴に特化しているわけではないが、ハイパワーなので他の作業中の“ながら見”は余裕でできる。自室のメインパソコンでテレビが見たいと考えているなら、有力な選択肢になるだろう。これだけの性能と、23.6型ワイドフルHD液晶ディスプレイがセットになって、13万円以下。地デジやBDの視聴、レコーダー機能まで手に入ることを考えると、非常にお買い得だ。(アバンギャルド・柳谷智宣)

フルHDでテレビが楽しめる。“ながら見”も余裕のスペック

【Lm-i722X2-D3B-P24Wの主なスペック】
CPU:Core i7-860(2.8GHz)
OS:Windows 7 Home Premium 64ビット版(32ビット版付属)
メモリ:4GB
HDD:1TB
液晶ディスプレイ:23.6型ワイド(1920×1080画素)
サイズ:幅180×奥行き382×高さ373mm

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