【麻倉怜士が語る、注目のデジタル】映画の2D/3D変換技術
大ヒット中のティム・バートン監督の3D映画『アリス・イン・ワンダーランド』。「不思議の国のアリス」の13年後、19歳になったアリスの自分探しの旅がテーマのCG大作だが、実は、3Dで撮影したものではない。2Dで撮影した映像を、コンピュータで3D化したものだ。
その出来映えが素晴らしいのである。これが2D/3D変換されたものとは、ほとんどの観客は気付かないだろう。私も、この映像を今年1月のCES(家電展示会)で見て、「素晴らしい出来映えの3D映画ですね」と、3D映画の専門家に言ったら、「アサクラさん、アリスは2D/3D変換なのですよ。わからなかったのですか」と返された。
実は2D/3D変換技術は、これまで実用になるのかが危ぶまれていた。空間・時間でのコントラストや色の変化、細かな情報の動きなどから、ある決まったアルゴリズムに従い、物体を奥行き方向に再配置するのだが、問題は画質だった。
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その出来映えが素晴らしいのである。これが2D/3D変換されたものとは、ほとんどの観客は気付かないだろう。私も、この映像を今年1月のCES(家電展示会)で見て、「素晴らしい出来映えの3D映画ですね」と、3D映画の専門家に言ったら、「アサクラさん、アリスは2D/3D変換なのですよ。わからなかったのですか」と返された。
2D/3D変換機能を搭載したソニーの3D対応液晶テレビ
(写真は3月9日開催の製品発表会で撮影したもの)
(写真は3月9日開催の製品発表会で撮影したもの)
実は2D/3D変換技術は、これまで実用になるのかが危ぶまれていた。空間・時間でのコントラストや色の変化、細かな情報の動きなどから、ある決まったアルゴリズムに従い、物体を奥行き方向に再配置するのだが、問題は画質だった。
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※本記事は、週刊BCN 2010年7月5日付 Vol.1340より一部抜粋したものです。全文は、ITビジネス業界紙「週刊BCN」または、ITビジネス情報サイト「BCN Bizline」でご覧ください。