マカフィー、Twitterの悪質リンクや短縮URLに注意を呼びかける

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2010/06/30 14:39

 マカフィー(加藤孝博会長兼社長)は、最新のサイバー犯罪手口が、Twitterの短縮URLでのリンクに悪質なものがあると自社ブログで警告した。

 ガザ支援船襲撃を巡る緊張が続くなか、サイバー犯罪者は「Game of the Arabs and Israel(アラブ諸国とイスラエルの駆け引き)」などの見出しでタグ付けした短縮URLのリンクをポストしている。Twitterでこの話題に関するニュースを検索すると、検索結果に危険なリンクが表示され、誰もが簡単に罠にかかる可能性があるとしている。

 短縮URLにマルウェアを隠すという手法は新しいものではない。サイバー犯罪者は偽のTwitterプロフィールを作成し、Twitterで話題になっているニュースを利用して人気のキーワードや話題に悪質なリンクを作成する。取り上げられるトピックは、Twitterでの話題の変化に合わせてすぐに変化する。

 ユーザーが悪質なリンクをクリックすると、パスワードを盗み出すトロイの木馬やスパイウェアなど、危険なソフトウェアがPCにインストールされる可能性がある。また、マルウェアが組み込まれた偽のウェブサイトに誘導され、個人情報や金銭を要求される可能性もある。同社では、安全なサイトだと思っても、マルウェアの可能性があるため、Twitterに限らず、短縮URLをクリックするときは十分に注意するよう呼びかけている。