スリムな液晶ディスプレイがもつ「漆器」の優美さ、ベンキュー「V2220HP」
地上デジタル放送を筆頭に、デジタルビデオカメラのハイビジョン(HD)化、HD画質のコンテンツを収録したブルーレイディスク(BD)ソフトの普及など、本格的なハイビジョン時代が到来している。こうした状況を踏まえ、HDコンテンツを存分に楽しめる液晶ディスプレイの購入を考えているユーザーも多いだろう。ベンキュージャパンが6月上旬に発売した21.5型ワイド液晶ディスプレイ「V2220HP」は、ハイビジョン時代にふさわしいモデルだ。その魅力に迫ろう。
ハイビジョン対応機器の広がりによって、高精細な映像を表示する液晶ディスプレイが増えてきた。しかし、液晶ディスプレイはメーカーやモデルの種類が多く、画面サイズや表示調整機能、デザインが豊富で、選ぶのはなかなか難しい。予備知識もなく店頭へ足を運んでも、「自分の一台」に巡り会うのは至難の業だ。インターネットショップを利用するにしても、どの機種もスペックが似たり寄ったりで「コレ!」といった一台にはなかなか巡り会えないものだ。
そこでオススメしたいのが、ワールドワイドで豊富な実績と信頼をもっているベンキュージャパンの液晶ディスプレイだ。21.5型ワイドの「V2220HP」はハイビジョン時代に必要なスペックを備え、どんな部屋にも静かに溶け込むスリムで高級感のあるデザイン。加えて、エコ機能を搭載しており、省エネ性能が高い。「高画質、デザイン、エコロジー」の三拍子が揃った液晶ディスプレイなのだ。
基本性能を確認しよう。画面には液晶のグレア(光沢)パネルを採用。解像度1920×1080のフルHD表示に対応する。強みは、バックライトにLEDを搭載している点だ。光源に蛍光管(CCFL)を使った従来の方式と比べ、メリハリのある高いコントラストで表示でき、暗いシーンをより暗く、画像の細部を潰れることなく映し出す。
また、蛍光管よりも消費電力が低く、電気代を抑えることができる。1kWhあたり約23円として、1日8時間使用した場合の1年間の電気代をみると、同じ画面サイズの蛍光管タイプ「E2200HD」の約3022円に対し、LEDバックライトの「V2220HP」は約1679円と、およそ半分になる。
このほか、映像の種類に合わせてバックライトを自動的に制御し、コントラストを最適なレベルに調整する技術「DCR(Dynamic Contrast Ratio)」を搭載する。DCRを選択すれば、通常1000対1というコントラストが、1000万対1まで向上する。
例えば、ゲームや映画での暗闇のシーンのような黒く潰れがちなシーンで真価を発揮する。また、デジタルカメラで撮影した写真のレタッチをするとき、階調を意識した高度な編集ができる。
コネクタは、D-Sub15ピンや著作権保護技術HDCPに対応したDVD-D端子に加え、HDMI端子を装備する。PCだけでなく、家庭用ゲーム機やBDレコーダーなど、HDMI端子を装備するさまざまなAV機器と接続でき、HD画質ならではの映像のクオリティを存分に堪能することができる。
最近のデジタルカメラはHD動画が撮影できるモデルが多く、HDMI端子を備えるものが増えている。これらの機種なら、カメラのメモリカードに保存した動画や写真をHDMIケーブル経由で直接「V2220HP」に出力することができる。この点は、日常デジカメを活用しているユーザーに大いに注目してもらいたい。
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ベンキュージャパンの製品は、デザインにも定評がある。「V2220HP」も、スリムかつシックで、静かに存在感を主張する魅力あるデザインに仕上がっている。フレームから背面、アーム、円形台座に至るまで「漆器からインスピレーションを得た」という黒い光沢のある表面加工を施しており、質感が高い。PC周辺機器というよりも、家具に近い趣きがある。
本体の薄さも、デザイン上のポイントの一つだ。LEDバックライトを採用したことで、最薄部の厚さはわずか15mm。設置場所に困らない。この薄さは、ただ均一に薄いというわけではなく、背面は適度に丸みを帯びている。これが、デジタル製品でありつつもどこか温かみある有機的な雰囲気を醸し出す理由だろう。
そのたたずまいは、自宅の個室やリビングはもちろん、オフィスなどどんな空間にも違和感なく溶け込んでくれる。また、画面サイズは21.5型ワイドとテレビとしても使える大きさなので、地上デジタルチューナー搭載PCがあれば、一人暮らしのワンルームでテレビを視聴するのにもぴったりだ。
独自の画質補正技術「Senseye 3」も効果的だ。「コントラスト強化」「カラーマネージメント」「シャープネス強化」という3つの画像補正エンジンで構成される。「スタンダード」「ムービー」「フォト」「sRGB」「Game」「Eco」という6種類のアプリケーションモードがあり、表示するコンテンツに合ったモードを選択することで、それぞれの映像に最適な画質を設定してくれる。
「Eco」モードは、輝度を抑えることで全体の約30%の消費電力を抑える。コントラストにすぐれたLEDバックライトと、「Senseye 3」との相乗効果で、あらゆる映像を色鮮やかに、鮮明に映し出す。
応答速度は5msで、すばやい動作の映像にも強い。ゲームやスポーツ映像など、動きの速いコンテンツに対して、タイムラグのないキビキビとした映像を表示する。前述のアプリケーションモード「Game」とあわせて、ゲーム向けの液晶ディスプレイとしても高いクオリティをもっている。
今やテレビだけでなく、PCを取り巻く環境もHDに移行しつつある。BDソフトをはじめとしたコンテンツがもつ圧倒的な映像のクオリティを、余すとこなく楽しめるのが「V2220HP」の魅力だ。2万円台半ばという実勢価格からも分かるように、コストパフォーマンスも申し分ない。
液晶ディスプレイの購入を検討しているなら、高画質、デザイン、エコロジーの三拍子が揃った「V2220HP」は、ぜひ候補に入れたい一台だ。これからの時代に求められる性能をもつ点で、ユーザーの幅広い用途に応じてくれる液晶ディスプレイだといえる。(ITジャーナリスト・市川 昭彦)
液晶ディスプレイから迷わず一台を選ぶには?
ハイビジョン対応機器の広がりによって、高精細な映像を表示する液晶ディスプレイが増えてきた。しかし、液晶ディスプレイはメーカーやモデルの種類が多く、画面サイズや表示調整機能、デザインが豊富で、選ぶのはなかなか難しい。予備知識もなく店頭へ足を運んでも、「自分の一台」に巡り会うのは至難の業だ。インターネットショップを利用するにしても、どの機種もスペックが似たり寄ったりで「コレ!」といった一台にはなかなか巡り会えないものだ。
V2220HP
そこでオススメしたいのが、ワールドワイドで豊富な実績と信頼をもっているベンキュージャパンの液晶ディスプレイだ。21.5型ワイドの「V2220HP」はハイビジョン時代に必要なスペックを備え、どんな部屋にも静かに溶け込むスリムで高級感のあるデザイン。加えて、エコ機能を搭載しており、省エネ性能が高い。「高画質、デザイン、エコロジー」の三拍子が揃った液晶ディスプレイなのだ。
LEDバックライト搭載、驚異のハイコントラスト
基本性能を確認しよう。画面には液晶のグレア(光沢)パネルを採用。解像度1920×1080のフルHD表示に対応する。強みは、バックライトにLEDを搭載している点だ。光源に蛍光管(CCFL)を使った従来の方式と比べ、メリハリのある高いコントラストで表示でき、暗いシーンをより暗く、画像の細部を潰れることなく映し出す。
バックライトにLEDを使用する
また、蛍光管よりも消費電力が低く、電気代を抑えることができる。1kWhあたり約23円として、1日8時間使用した場合の1年間の電気代をみると、同じ画面サイズの蛍光管タイプ「E2200HD」の約3022円に対し、LEDバックライトの「V2220HP」は約1679円と、およそ半分になる。
薄型ボディはどんな部屋にもなじむ
このほか、映像の種類に合わせてバックライトを自動的に制御し、コントラストを最適なレベルに調整する技術「DCR(Dynamic Contrast Ratio)」を搭載する。DCRを選択すれば、通常1000対1というコントラストが、1000万対1まで向上する。
例えば、ゲームや映画での暗闇のシーンのような黒く潰れがちなシーンで真価を発揮する。また、デジタルカメラで撮影した写真のレタッチをするとき、階調を意識した高度な編集ができる。
HDMI端子を装備
コネクタは、D-Sub15ピンや著作権保護技術HDCPに対応したDVD-D端子に加え、HDMI端子を装備する。PCだけでなく、家庭用ゲーム機やBDレコーダーなど、HDMI端子を装備するさまざまなAV機器と接続でき、HD画質ならではの映像のクオリティを存分に堪能することができる。
最近のデジタルカメラはHD動画が撮影できるモデルが多く、HDMI端子を備えるものが増えている。これらの機種なら、カメラのメモリカードに保存した動画や写真をHDMIケーブル経由で直接「V2220HP」に出力することができる。この点は、日常デジカメを活用しているユーザーに大いに注目してもらいたい。
スイッチは下部側面にあり、前面はすっきり
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モチーフは「漆器」、美しい光沢をもつデザイン
ベンキュージャパンの製品は、デザインにも定評がある。「V2220HP」も、スリムかつシックで、静かに存在感を主張する魅力あるデザインに仕上がっている。フレームから背面、アーム、円形台座に至るまで「漆器からインスピレーションを得た」という黒い光沢のある表面加工を施しており、質感が高い。PC周辺機器というよりも、家具に近い趣きがある。
安定感のある円形の台座
本体の薄さも、デザイン上のポイントの一つだ。LEDバックライトを採用したことで、最薄部の厚さはわずか15mm。設置場所に困らない。この薄さは、ただ均一に薄いというわけではなく、背面は適度に丸みを帯びている。これが、デジタル製品でありつつもどこか温かみある有機的な雰囲気を醸し出す理由だろう。
最薄部は厚さ15mmと非常にスリム
そのたたずまいは、自宅の個室やリビングはもちろん、オフィスなどどんな空間にも違和感なく溶け込んでくれる。また、画面サイズは21.5型ワイドとテレビとしても使える大きさなので、地上デジタルチューナー搭載PCがあれば、一人暮らしのワンルームでテレビを視聴するのにもぴったりだ。
緩やかなカーブを描く美しい背面
映像の種類に合わせて画質を補正、動きの速い映像との相性もバツグン
独自の画質補正技術「Senseye 3」も効果的だ。「コントラスト強化」「カラーマネージメント」「シャープネス強化」という3つの画像補正エンジンで構成される。「スタンダード」「ムービー」「フォト」「sRGB」「Game」「Eco」という6種類のアプリケーションモードがあり、表示するコンテンツに合ったモードを選択することで、それぞれの映像に最適な画質を設定してくれる。
「Eco」モードは、輝度を抑えることで全体の約30%の消費電力を抑える。コントラストにすぐれたLEDバックライトと、「Senseye 3」との相乗効果で、あらゆる映像を色鮮やかに、鮮明に映し出す。
Ecoモードで約30%消費電力をカット
応答速度は5msで、すばやい動作の映像にも強い。ゲームやスポーツ映像など、動きの速いコンテンツに対して、タイムラグのないキビキビとした映像を表示する。前述のアプリケーションモード「Game」とあわせて、ゲーム向けの液晶ディスプレイとしても高いクオリティをもっている。
今やテレビだけでなく、PCを取り巻く環境もHDに移行しつつある。BDソフトをはじめとしたコンテンツがもつ圧倒的な映像のクオリティを、余すとこなく楽しめるのが「V2220HP」の魅力だ。2万円台半ばという実勢価格からも分かるように、コストパフォーマンスも申し分ない。
カジュアルな部屋にもマッチする
液晶ディスプレイの購入を検討しているなら、高画質、デザイン、エコロジーの三拍子が揃った「V2220HP」は、ぜひ候補に入れたい一台だ。これからの時代に求められる性能をもつ点で、ユーザーの幅広い用途に応じてくれる液晶ディスプレイだといえる。(ITジャーナリスト・市川 昭彦)