WDLC、「パソコンも地デジカ」キャンペーン強化、「アイドリング!!!」が登場

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2010/06/24 20:36

 ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は、6月24日、東京・秋葉原で記者発表会を開催し、テレビ局やパソコンメーカー、家電量販店などの協力企業とともに、地上デジタル放送対応パソコンでテレビ視聴を楽しむキャンペーン「パソコンも地デジカ」を推進するため、地デジパソコンの活用方法やメリットの訴求強化に関する取り組みを発表した。

 堂山昌司WDLC会長(マイクロソフト副社長)は、会見の冒頭、「地デジ完全移行まであと1年。4月から『パソコンも地デジカ』と題して、パソコンでの地デジ視聴環境の普及に向けて取り組んでいるが、テレビ局やパソコンメーカー、消費者と最も接点のある量販店とともに、もう少し勢いをつけたい」と意気込みを述べ、各社のパソコン夏モデル以降に標準搭載する「テレビ Navi ガジェット」にテレビ各局のガジェットを入れることなど、今後の取り組みを発表した。地デジパソコンの新たな活用方法や、メリットの訴求強化を図っていく。 

「パソコンも地デジカ」キャンペーンを強化

 登壇した総務省の吉田博史・情報流通政策局地上放送課長は、「パソコンとテレビの融合は、現時点では道半ば。しかし、これまで月間出荷台数が2-3万台だった地デジチューナー搭載パソコンが、4月に初めて10万台を超えた」と強調。地デジ放送のメリットを「野球が好きな息子は、映像と一緒にデータ放送で選手の情報を映している。一方、私は息子が勉強しているときは、字幕放送でテレビを見ている」と、自らの体験を交えながら語った。

 また、NHKを除くテレビ各局が、それぞれの番組のガジェットを紹介。フジテレビジョンのプレゼンテーション中には、女性アイドルグループ「アイドリング!!!」のメンバーが登場し、ガジェットをアピールした。 

「アイドリング!!!」が登場

 また、12人の一般ユーザーを招き、テレビ番組を見ながらネットでコミュニケーションするサービス「ピーチク」の「パソコンも地デジカ」スペシャルバージョンとして、「サッカー専用ピーチク」のデモを行った。今後は、7月に参議院選挙版を、8月には甲子園版を開始する予定。 

12人の一般ユーザーを招いて「サッカー専用ピーチク」を実演

 「パソコンも地デジカ」キャンペーン強化に伴い、WDLCに協力するソフマップ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラの一部店舗では「パソコンも地デジカ」のロゴを使った販促活動を開始した。ビックカメラの塚本智明・常務取締役営業本部長は、「パソコンで地デジが見たいというユーザーは増えている。当社では、以前から地デジ対応パソコンは、リビング以外の寝室や子ども部屋などのテレビとして最適とみて、販売に力を入れてきた。今後は、飛躍的に販売が伸びることを期待している」と強調した。