マカフィー、アプリ認識を強化、クラウド技術活用の次世代ファイアウォール

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2010/06/18 11:53

 マカフィー(加藤孝博会長兼社長)は、クラウド技術を活用した次世代ファイアウォール「Firewall Enterprise version 8(マカフィー ファイアウォール エンタープライズ バージョン 8)」の提供を6月25日に開始する。価格は1アプライアンス117万6000円。

Firewall Enterprise version 8

 「Firewall Enterprise version 8」は、アプリケーション保護を大幅に強化。従来のファイアウォール技術では目に見えなかった約1000のアプリケーションを可視化することによって、管理者は事業ニーズや規制コンプライアンスをベースとしたアプリケーション管理をきめ細かく実行できる。また、ユーザーIDに対応づけたアプリケーションポリシーを速やかに適用することで、アプリケーションの使用許可を与えることができる。

 クラウド技術「Global Threat Intelligence」を活用し、世界最高レベルの脅威防止を実現。「TrustedSource」テクノロジのレピュテーションベースの位置情報やフィルタリングによって、企業はネットワーク接続を、関連性のある位置情報から届く信頼度の高い情報のみに制限することができる。ファイアウォール上で動作するウイルス対策の保護機能は、同社のグローバルな脅威の収集や分析を活用し、悪意のあるコードに対して防御する。

 プロファイラが、ファイアウォールのルールに対するアプリケーションとユーザーの状況を自由に扱い、速やかにファイアウォールを分析してネットワーク全体にデータを流すことで、ルール、アプリケーション、ネットワークの変更が業務に与える影響を、管理者が自動的に把握できるようにする。