ソニー、テレビ・レコーダー機能を強化したボードPC

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2010/06/08 18:41

 ソニーは、パソコン「VAIO」の2010年夏モデルとして、テレビ視聴・録画機能を強化したボードPC「Jシリーズ」「Lシリーズ」を6月19日(Jシリーズの「VPCJ116FJ/BI」は7月17日)に発売する。それぞれ標準仕様の店頭販売モデルと、カスタマイズ可能なVAIOオーナーメード/法人向けカスタマイズモデルを用意する。店頭販売モデルの価格はオープン。

VAIO Jシリーズ
(ブラウンはVAIOオーナーメード/法人向けカスタマイズモデル限定カラー)

 チューナー内蔵モデルに付属するテレビ視聴・録画ソフト「Giga Pocket Digital」の機能強化を図り、例えば、PC本体の電源を切っていても、予約時間前に自動的に起動して録画を開始する「予約録画機能」や「音声付き早見再生機能」を追加するなど、テレビやレコーダーとしての使い勝手を向上した。

 「Jシリーズ」は、解像度1920×1080ドットの21.5型ワイドのフルHD液晶を搭載した液晶ディスプレイ一体型PC。奥行き18.5cmとコンパクトなボード型で、使用していないときはキーボードを液晶の下に収納できる。

 実勢価格は、タッチパネル機能とブルーレイディスク(BD)ドライブを搭載した最上位モデル「VPCJ119FJ/B(ブラック)・W(ホワイト)」が22万円前後、BDドライブを搭載した「VPCJ118FJ/BI(マットブラック)・WI(マットホワイト)・P(ピンク)」が20万円前後、DVDスーパーマルチドライブを搭載した「VPCJ117FJ/BI(マットブラック)・WI(マットホワイト)・P(ピンク)」が16万円前後、テレビチューナーを搭載しないスタンダードモデル「VPCJ116FJ/B(ブラック)」が15万円前後の見込み。

VAIO Jシリーズの使用イメージ

 「VPCJ119FJ/B・W」「VPCJ118FJ/BI・WI・P」は、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル放送に対応するデジタルチューナーを2基搭載し、長時間録画(AVC録画)モードで2番組同時に録画することができる。BDに録画した番組や写真を保存することも可能。「VPCJ117FJ/BI・WI・P」は、地上デジタルチューナーのみ2基搭載する。

 「Lシリーズ」は、Jシリーズと同じボード型PCのハイエンドモデル。解像度1920×1080ドットの24型ワイドのフルHD液晶、高画質エンジン「Motion Reality HD」、高性能GPU「NVIDIA GeForce 310M」を搭載し、本格的なハイビジョン動画の編集に対応する。

 店頭販売する2モデルとも、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル放送に対応するデジタルチューナー2基とBDドライブ、HDMI端子を搭載。テレビ視聴・録画ソフト「Giga Pocket Digital」を利用し、ブルーレイレコーダーのように便利にテレビ番組を録画・再生できる。

 実勢価格は、タッチパネル機能を搭載した「VPCL139FJ/T(ブラウン)」が24万5000円前後、タッチパネル機能のない「VPCL138FJ/S(シルバー)・T(ブラウン)」は21万5000円前後の見込み。

 Jシリーズの「VPCJ119FJ/B・W」とLシリーズの「VPCL139FJ/T」の液晶ディスプレイは、指で直感的な操作ができる光学式タッチパネル機能に対応。タッチ対応お絵かきソフト「YouPaint」をはじめ、タッチパネルを活用したさまざまなアプリケーションを備える。タッチパネル液晶は、VAIOオーナーメード/法人向けカスタマイズモデルでも選択できる。