ハイセンスなポータブルHDD「StoreJet 25D3」で、USB3.0の驚愕の転送速度を体感
地上デジタル放送の普及や動画共有サイトのハイビジョン(HD)動画のサポート、また、デジタルカメラのHD動画撮影対応などによって、PCで扱うデータのサイズは急速に増大している。従来、データをバックアップしたり、コピーしたりするときには、USBメモリや記録型DVDなどの光学メディアを利用することが一般的だった。しかし、データサイズが巨大化した現在では、4GBや8GB程度の容量ではあまりに心もとない。
こうした大容量データを扱うとき、最も相性がいいのが、外付けHDDだ。HDDなら容量は十分。2.5インチの小型HDDを内蔵するポータブルタイプなら、軽量・スリムで持ち運びにも便利だ。では、ポータブルタイプの外付けHDDならどれでもいいのかというと、そうではない。もう一つこだわるべきポイントが、「転送速度」だ。データの容量が大きいほど、標準的なインターフェースであるUSB2.0ではもどかしさを感じる。HD動画などの大容量データを扱うなら、より転送速度の速いインターフェースを備えるHDDが理想的だ。
こうした要望を高いレベルでかなえてくれるのが、トランセンドの「StoreJet 25D3」。インターフェースにUSBの最新規格USB3.0を採用し、PC側が対応していれば、USB2.0の最大転送速度480Mbpsの約10倍となる5Gbpsの転送速度を発揮する。USB3.0は、USB2.0モードでも動作するので、多少古いPCでも使うことができ、汎用性も高い。
「StoreJet 25D3」は、小型の2.5インチSATA HDDを内蔵。容量は500GBと640GBを揃える。うれしいのは、持ち運ぶことを考慮して、落下などの衝撃からデータを守るサスペンションテクノロジーを備えていること。ビジネスユーザーやアクティブ派には特に重宝する機能だろう。また、省エネ性にもすぐれ、10分間のアイドリングで自動的にスリープモードに切り替わることで、最大40%の節電効果を得られる。
製品を見て、真っ先に感じるのはデザイン性の高さ。鏡のように一点の曇りもないピアノブラックの表面加工は、芸術的ですらある。また、1.7cmという薄さで、どんなカバンにもスッポリと収まる。重量は191g。一般的なコンパクトデジタルカメラと変わらない重さだ。
もう一つ特筆すべき点が、センスのいいアクセサリ類。特にヌバック調のケースは、シックで高級感がある。シルバーに輝く化粧箱に、ケーブルやマニュアルなどのアクセサリを収納しているのもニクい演出だ。
では、「StoreJet 25D3」のパフォーマンスはどうだろうか。転送性能のテストとして、デスクトップPC内にある約40GBの動画データを、USB2.0接続、USB3.0接続それぞれで「StoreJet 25D3」に転送したときの所要時間を計測した。結果は、USB2.0で接続した場合が24分24秒、USB3.0で接続した場合が7分50秒。なんとUSB3.0は、USB2.0の3分の1以下の時間で転送を終えた。体感的な差も相当なもので、USB2.0接続のときはほとんど動かなかったプログレスバーが、USB3.0接続のときはグングン進んでいった。この差はデータのサイズが大きくなればなるほど顕著に現れるので、大容量データのバックアップを頻繁に行う人にとっては、頼もしいことこのうえない。正直なところ、ここまで差が出たことに大きな驚きを感じた。
画一的なデザインの他製品と比べ、スタイリッシュで質感の高い「StoreJet 25D3」。流行感度の高い人や、モノに対するこだわりの強い人などに特におすすめしたい逸品だ。デザインだけでなく、USB3.0接続時のパフォーマンスも驚くべきレベルだから、日頃からフルHDの動画データを扱う機会の多い人や、PCのヘビーユーザーなどにもおすすめできる。また、新しいPC購入するとき、HDDに保存したすべてのデータを一括してバックアップする用途にも最適だ。ヘビーユーザーから初心者まで、手に入れておきたい。(ITジャーナリスト・市川昭彦)
こうした大容量データを扱うとき、最も相性がいいのが、外付けHDDだ。HDDなら容量は十分。2.5インチの小型HDDを内蔵するポータブルタイプなら、軽量・スリムで持ち運びにも便利だ。では、ポータブルタイプの外付けHDDならどれでもいいのかというと、そうではない。もう一つこだわるべきポイントが、「転送速度」だ。データの容量が大きいほど、標準的なインターフェースであるUSB2.0ではもどかしさを感じる。HD動画などの大容量データを扱うなら、より転送速度の速いインターフェースを備えるHDDが理想的だ。
こうした要望を高いレベルでかなえてくれるのが、トランセンドの「StoreJet 25D3」。インターフェースにUSBの最新規格USB3.0を採用し、PC側が対応していれば、USB2.0の最大転送速度480Mbpsの約10倍となる5Gbpsの転送速度を発揮する。USB3.0は、USB2.0モードでも動作するので、多少古いPCでも使うことができ、汎用性も高い。
大容量データのバックアップに最適なトランセンドの「StoreJet 25D3」
衝撃からデータを保護、細部にわたる質感の高さにも注目
「StoreJet 25D3」は、小型の2.5インチSATA HDDを内蔵。容量は500GBと640GBを揃える。うれしいのは、持ち運ぶことを考慮して、落下などの衝撃からデータを守るサスペンションテクノロジーを備えていること。ビジネスユーザーやアクティブ派には特に重宝する機能だろう。また、省エネ性にもすぐれ、10分間のアイドリングで自動的にスリープモードに切り替わることで、最大40%の節電効果を得られる。
製品を見て、真っ先に感じるのはデザイン性の高さ。鏡のように一点の曇りもないピアノブラックの表面加工は、芸術的ですらある。また、1.7cmという薄さで、どんなカバンにもスッポリと収まる。重量は191g。一般的なコンパクトデジタルカメラと変わらない重さだ。
もう一つ特筆すべき点が、センスのいいアクセサリ類。特にヌバック調のケースは、シックで高級感がある。シルバーに輝く化粧箱に、ケーブルやマニュアルなどのアクセサリを収納しているのもニクい演出だ。
ヌバック調の専用ケースが付属」
アクセサリ類はシルバーに輝く化粧箱に納まっている
その差はUSB2.0の3分の1、USB3.0の驚愕の転送性能
では、「StoreJet 25D3」のパフォーマンスはどうだろうか。転送性能のテストとして、デスクトップPC内にある約40GBの動画データを、USB2.0接続、USB3.0接続それぞれで「StoreJet 25D3」に転送したときの所要時間を計測した。結果は、USB2.0で接続した場合が24分24秒、USB3.0で接続した場合が7分50秒。なんとUSB3.0は、USB2.0の3分の1以下の時間で転送を終えた。体感的な差も相当なもので、USB2.0接続のときはほとんど動かなかったプログレスバーが、USB3.0接続のときはグングン進んでいった。この差はデータのサイズが大きくなればなるほど顕著に現れるので、大容量データのバックアップを頻繁に行う人にとっては、頼もしいことこのうえない。正直なところ、ここまで差が出たことに大きな驚きを感じた。
USB3.0接続時は本体のパイロットランプが青く光る
画一的なデザインの他製品と比べ、スタイリッシュで質感の高い「StoreJet 25D3」。流行感度の高い人や、モノに対するこだわりの強い人などに特におすすめしたい逸品だ。デザインだけでなく、USB3.0接続時のパフォーマンスも驚くべきレベルだから、日頃からフルHDの動画データを扱う機会の多い人や、PCのヘビーユーザーなどにもおすすめできる。また、新しいPC購入するとき、HDDに保存したすべてのデータを一括してバックアップする用途にも最適だ。ヘビーユーザーから初心者まで、手に入れておきたい。(ITジャーナリスト・市川昭彦)