無線LANもって海外へ、インターコミュがレンタルサービス、iPadユーザーが標的

サービス

2010/06/01 18:00

 国際モバイルデータ通信サービスを手がけるインターコミュニケーションズ(西村誠司社長)は、海外渡航者向けに米ノバテル・ワイヤレスのモバイル無線LANルータ「MiFi(マイファイ)」のレンタルと、海外での定額制通信サービスを提供するレンタルサービスを、成田空港で開始した。

MiFi(マイファイ)

 「MiFi」は、3.5世代携帯電話(3.5G)のHSDPAとGPRSに対応。下りの最大通信速度は毎秒7.2Mbit。同時に五つの無線LAN対応機器を接続することができる。バッテリはリチウムイオン充電池で、4時間駆動する。

 サービス提供地域は米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、韓国、中国、香港、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア。インド以外はすべて3Gのネットワークが利用できる。

 料金は1日あたり1580円。後払いでルータの保証金などは不要。海外の現地通信会社の通信ネットワーク接続料金は、インターコミュニケーションズが負担する。オプションで機器の紛失や損壊を保証する保険サービスを提供。料金は8割保証が1日あたり250円、全額補償は1日あたり350円。

 インターコミュニケーションズは京成トラベルサービスと業務提携し、成田空港駅にある「京成たびるーむ」で申し込みや貸し出し・返却の受け付けを行う。主なターゲットはアップルのiPadやiPhone、iPod touchユーザーで、海外で定額でインターネットなどが楽しめることを売り文句にする。