iPad発売! アップルストア銀座で1200人がお祭り騒ぎ、最初に手にしたのはこの人!

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2010/05/28 12:44

 アップルは、5月28日、全国7店舗の直営店「Apple Store(アップルストア)」で、「iPad」を発売した。Apple Store Ginzaでは、26日夕方から並んでいた山中竹千代さん(19歳・東京都)が一番最初にiPadを手に入れた。

一番最初にiPadをゲットした山中竹千代さん

 マルチタッチ操作に対応する9.7型ディスプレイを搭載し、ウェブやアプリケーションを新しい感覚で楽しめるiPad。ラインアップは「iPad Wi-Fiモデル」とソフトバンクモバイルとの回線契約が必要な「iPad Wi-Fi + 3Gモデル」の2機種。購入は一人2台までで、在庫には限りがある。

約1200人が並んで発売を待った

 7時少し前、記者が半分寝ながら銀座に着いたとき、アップルストアの前はすでにお祭り騒ぎだった。アップルストアから東京風月堂あたりまで、シャネルやカルティエを背景に、約1200人のiPad購入希望者が並んでいる。カップヌードルを食べたりiPhoneをいじったり、おもいおもいのスタイルで8時の販売開始を待つ。もちろん、行列の周囲にはテレビ局のカメラマンやレポーターが大勢いた。

山中さんは26日の夕方から並んでいたという

 行列の先頭は、26日の午後4時頃に来たという山中竹千代さん。「どうしても欲しいと思ったので早く来た。雨だったのにね」と笑う。「iPadはディスプレイが大きいので、アプリケーションをダウンロードして、大画面で使うのが楽しみ」と、iPadへの期待を語ってくれた。

パンダの中村おりおさん

 山中さんの近くには、なんとパンダが……。27日の夜から並んだ中村おりおさん(33歳・東京都)だ。「今日のために、パンダのコスチュームを用意した。面白いでしょう」と、こちらはもうイベントノリ。すぐ近くには、馬のお面をかぶった人も座っている。パンダさんとお馬さんは、「ここで偶然知り合って、仲よくなった」という動物仲間だ。ちなみに、中村さんは「これからパンダを脱いで会社に行く」そうだ。

行列の最後尾

 一方、行列の最後尾には、アップル大ファンを名乗るジミ氏が並んでいる。「iPadの大画面で写真が見たい。でも、最後尾だから、今日買えるかどうかちょっと不安」と語っていた。

店の前はお祭り騒ぎ

 8時少し前、いきなりアップルストアの内部が騒がしくなった。最初のお客さんを元気よく迎えるリハーサルだ。7時59分50秒からは、発売のカウントダウンが始まった。三、二、イチ……店のドアが開く。二日前から頑張って待っていた山中さんが最初に店に入り、憧れのタブレットを手にした。

取材を受ける山中さん

 しかし、山中さんのミッションはまだ終わらない。iPadを手に店を出てきた瞬間、カメラマンたちに取り囲まれた。今の気持ちを聞かれた山中さんは、「とにかく寝たい」と即答。本当にお疲れさまでした――。

行列パワー充電中……