KDDI、「auひかり」のレンタル制セットトップボックス、500GBのHDDを内蔵

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2010/05/26 16:19

 KDDIは、光ファイバーサービス「auひかり」のテレビ向けビデオ・チャンネルサービスを利用できるセットトップボックスの新製品として、500GBのHDDを内蔵する「HD-STB」を、6月2日からレンタルで提供する。月額レンタル料は1365円。

HD-STB

 デジタル対応のアンテナと接続して、地上・BS・110度CSデジタル放送を視聴できるほか、「auひかり」に接続すれば、NHKが放送した番組やドラマを視聴できる「NHKオンデマンド」、KDDIが提供するビデオコンテンツ配信サイト「LISMO Video Store」などのビデオオンデマンドサービスや、多チャンネルサービスを含む「auひかり ビデオ・チャンネルサービス」を利用できる。

ビデオオンデマンドサービスと多チャンネルサービスを含む「auひかり ビデオ・チャンネルサービス」が利用できる

 内蔵する500GBのHDDに、番組を最長500時間録画できる。デジタルチューナーを2基備え、地上・BS・110度CSデジタル放送、多チャンネルサービスから自由に組み合わせて、2番組を同時に録画できる。

「LISMO Video Store」が配信する映画やドラマなどの作品は、テレビのほか、au携帯電話に転送して外出先で試聴できる

 インターフェースは、HDMI端子、D端子、コンポジット端子、LANポート、USB端子など。本体サイズは幅311×高さ70×奥行き276mm、重さ約2.2kg。カラーはホワイト。

 「HD-STB」の提供開始に合わせて、「HD-STB」のレンタル料を最大3か月無料にするなどのキャンペーンを、6月2日-8月31日の期間で実施する。

 多チャンネルサービスでは、従来から提供している51のSD画質チャンネルに加え、新たに、ハイビジョン(HD)画質対応チャンネルの提供を開始する。HD画質対応チャンネルについては、サービス開始当初、ユーザーから要望の多い映画「Movie Plus」、スポーツ「J sports Plus」の2チャンネルを用意し、今後、対応チャンネルを追加していく予定。

KDDI グループ戦略統括本部 新規ビジネス推進本部の八木達雄メディアビジネス部長

 発表会でKDDI グループ戦略統括本部 新規ビジネス推進本部の八木達雄メディアビジネス部長は、「消費者は今、外でお金を使うよりは、自宅でちょっとした贅沢を楽しむ傾向にある。そのなかで40-50代のお父さんたちは、家族に占領されるなど、テレビを自由に見ることができていない。『HD-STB』は、自宅でのテレビ生活に不満をもつお父さんたちに、こだわりのHDDレコーダーとして提案していきたい」と、ターゲットユーザーについて語った。