富士フイルム、3D写真をテレビに映すプレーヤー、3Dデジカメ「REAL 3D W1」向け

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2010/04/22 20:03

 富士フイルムは、09年8月に発売した3D(立体)写真対応のコンパクトデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」向けの製品として、3Dで撮影した静止画や動画を3Dテレビに出力して楽しめるプレーヤー「FinePix HDP-L1」を、4月27日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は4000円前後の見込み。

FinePix HDP-L1

 「REAL 3D W1」で撮影した写真・動画を保存したメモリカードを本体に挿入し、対応テレビと接続すれば、3D映像が出力できる。3Dのフォーマットは、静止画がマルチピクチャーフォーマット「.MPO」、動画は3D-AVI「.AVI」に対応する。

 出力先のテレビは、HDMI規格「HDMI 1.3」に準拠し、プログレッシブ方式で720p入力、3Dの記録・伝送方式が「サイド・バイ・サイド方式」に対応した機種が対象。テレビ側の設定は特に必要ないが、映像を見るときには専用メガネをかける必要がある。

FinePix REAL 3D W1

 通常の2Dの写真や動画も楽しめる。また、市販のUSBケーブルを使用すれば、PCとも接続可能。コネクタはHDMI端子、USB端子を備える。対応メディアはSD/SDHCカード。サイズは幅85×高さ55×奥行き15mm、重さは約42g。カラーはシルバー。スライドショー、画像回転などを操作できるリモコンが付属する。

 同社は4月8日、「FinePix REAL 3D W1」でアスペクト比16対9の静止画を撮影できる「REAL 3D W1」のファームウェアをホームページ上で公開した。カメラのファームウェアをインストールして撮影すれば、テレビにフル画面の3D写真が出力できる。