ソニー、ウォークマンを直接つなげるスピーカーとコンポ、タンブラー風のモデルも

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2010/04/09 11:16

 ソニーは、携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」をつないで簡単に音楽を再生できる「WM-PORT」を搭載した「“ウォークマン”ドックスピーカー」2機種を4月24日に、「“ウォークマン”ドックコンポ」2機種を6月26日に発売する。

 「“ウォークマン”ドックスピーカー」は、タンブラーのような形状で、ドックスタイルとマグスタイルの2通りの使い方ができる「RDP-NWV500」と、据え置き型の「RDP-NW1」をラインアップ。カラーは、「RDP-NWV500」はブラックとオレンジ、「RDP-NW1」はブラックとホワイトを用意する。

“ウォークマン”ドックスピーカー RDP-NWV500

 「RDP-NWV500」は、直径85×高さ216mm、重さ約540gと、500mlのペットボトルとほぼ同等のサイズで、クルマのドリンクホルダーにすっぽり納まる新デザインを採用。ドリンクホルダーに収めても傷がつかないように、本体にUV塗装を施した。音量は、本体上部にあるダイヤルリングを回して調整する。

 トゥイーターとウーファーの間にディフューザーパネル(放音板)を配置することで音を効率よく拡散させ、360度に広がる音場を実現。デジタルアンプや、重低音を可能にするロング・バスレフ・ポートを搭載し、小型ボディながら迫力ある重低音を実現した。実用最大出力は16W(14.4V)。

“ウォークマン”ドックスピーカー RDP-NW1

 「RDP-NW1」は、幅300×奥行き130×高さ139mmのコンパクトな本体に、50mm口径フルレンジステレオスピーカーを搭載。音楽再生のほか、FM/AMラジオや時計表示、アラームを一定期間繰り返し鳴らすスヌーズ機能など、便利な機能を備える。実用最大出力は3W+3W。

“ウォークマン”ドックコンポ NAS-V7M/NAS-V5

 「“ウォークマン”ドックコンポ」は、CDプレーヤーとFM/AMチューナーを搭載したコンポ。内蔵メモリへの録音機能を備えた「NAS-V7M」と、この機能のない「NAS-V5」をラインアップ。カラーは、「NAS-V7M」はシルバーとゴールド、「NAS-V5」はブラックとピンクの2色。

 2機種とも、PCを使わずにCDの音楽をウォークマンにダイレクトに録音することができる。インターネットに接続すれば、CDのタイトル情報を自動で取得し、曲タイトル付きで録音。「NAS-V7M」は、内蔵メモリに録音した音楽を最大約40倍速で転送することができる。

 ウォークマン対応のドックコンポとして、初めてインターネットラジオに対応。インターネットに接続し、リモコンまたは本体上部のボタンで聴きたいサービスや曲を選ぶだけの簡単操作で、世界中の音楽を無料で視聴できる。放送局は、最大20局まで登録可能。

 デジタルアンプと32ビットDSP(デジタルシグナルプロセッサー)によるきめ細やかな調整によって、豊かな低音、伸びやかな中高音を再現する。サイズはともに幅425×高さ214×奥行き194mm、重さは約3.6kg。実用最大出力は7.5W+7.5W。

 価格はすべてオープン。実勢価格は、ドックスピーカーの「RDP-NWV50」が2万円前後、「RDP-NW1」が1万3000円前後、ドックコンポの「NAS-V7M」が5万円前後、「NAS-V5」が4万円前後の見込み。