柏市で公衆電源サービスの実験を実施、500名の体験モニターを募集

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2010/03/17 18:53

 千葉県柏市など7団体が共同運営する街づくり組織「柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)」は、東京電力と共同で柏市・柏の葉地域に複数の公衆電源ステーション「espot(エスポット)」を設置し、自宅外でも手軽に電気を利用できる「公衆電源サービス」の社会実験を行う。実験期間は、2010年3月20日から8月29日まで。

 社会実験では、500人の一般利用者を体験モニターとして募り、利用ニーズの把握や、サービスの提供に必要な技術・認証・オペレーションなどを検証する。モニターには、「espot」の利用に必要な認証カードとして、専用の非接触ICカードを発行。「espot」に設置したカードリーダーにカードをかざして認証を受けると、コンセントから給電することができる。

 電源の設置場所は、UDCK オープンデッキ、千葉県立柏の葉公園 公園センター、ららぽーと柏の葉 1階 エントランス(千葉大学方面)、同3階 フードコート(コミュニティダイニング)の4か所。コンセント数は計16個。

 期間中、UDCKはモニターにIHホットプレートや電気ケトルなど電化製品の無料貸し出しを行い、「espot」の利用促進を図る。なお、社会実験で使用する電力は、すべて風力、太陽光など自然エネルギーによってまかなわれるグリーン電力。

UDCK オープンデッキの公衆電源ステーション「espot」とespot会員カード

 一般モニターへの応募は、3月20日から先着順で受け付ける。利用料は無料。モニター登録に関する問い合わせは、UDCKの柏の葉公衆電源プロジェクト実行委員会 事務局まで。連絡先は080-3097-8365またはespot@udck.jp。

 UDCKは、東京大学、千葉大学、柏市、三井不動産、柏商工会議所、田中地域ふるさと協議会、首都圏新都市鉄道の7団体が共同運営する公・民・学連携の街づくり組織。2006年11月に設立し、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅周辺を中心とする柏の葉地域を対象に、“環境・健康・交流・創造”をキーワードとする国際学術都市・次世代環境都市を目指した「柏の葉国際キャンパスタウン構想」の実現に向けて活動している。