「EOS Kiss X4」登場で世代交代の予感!? 2010年2月のデジ一眼ランキング
2月に入り、各社がデジタル一眼の新製品を発表し始めた。先陣を切ったのはキヤノンで、エントリー向け「EOS Kiss X4」を2月26日に投入した。発売から3日でどこまで販売台数を伸ばすことができたのか、2010年2月のデジタル一眼の売れ筋トップ10を紹介しよう。カラーバリエーションや付属レンズなどの違いは合算して集計した。
販売台数シェア1-6位は先月と変わらず。1位は15.8%でキヤノン「EOS Kiss X3」で、これで9か月連続の首位獲得となった。しかし、シェアの推移を見ると、2009年12月は23.4%、2010年1月は17.4%と、緩やかに勢いが落ちている。
2位と3位にはニコン製品がランクイン。「D5000」はシェア14.9%で6か月連続の2位。3位は「D90」で11.0%だった。
続いて4位はパナソニック「LUMIX GF1」で、シェアは9.1%。5位にはHOYAの「PENTAX K-x」が8.0%でランクインした。
継続して一定の存在感を示しているマイクロフォーサーズなどの「第三勢力」は、3月5日にオリンパスが「OLYMPUS PEN」シリーズの第3弾としてエントリーモデル「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」を発売した。3月12日にはパナソニックが「LUMIX GF1」にブレードシルバーと、春らしいフェアリーピンクの新色を追加。3月9日には、第4弾のマイクロフォーサーズ機の発表を予定している。また、ソニーもレンズ交換式の小型デジタルカメラを2010年内に発売することを予定しており、昨年に引き続き、2010年もこれら「第三勢力」が一眼レフ市場に新しい風を吹き込んでくれそうだ。
トップ10入りはしていないが、2月のランキングで注目したいのは、キヤノンが2月26日に発売した「EOS Kiss X4」。9か月連続1位と、今もなおトップを走り続けている「EOS Kiss X3」の後継機だ。発売から3日しかたっていないのにも関わらず、今回のランキングではシェア1.6%で15位にランクインした。有効画素数を「EOS Kiss X3」の約1510万画素から約1800万画素に引き上げたほか、「EOS Kiss X3」ではISO100-3200だった常用ISO感度をISO100-6400まで拡大している。
新製品の発表・発売ラッシュになっているデジタルカメラ市場。2010年3月11日-14日には、パシフィコ横浜でカメラと写真の総合展示会「CP+(シーピープラス)」が開催される。デジタル一眼やコンパクトデジタルカメラなどの最新機種をいち早くその目で確かめたい方は、ぜひ足を運んでほしい。もしかすると、まだ未発表の製品にも出会えるかもしれない。(BCN・武井美野里)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。
順位 | メーカー名 | 型番・シリーズ名 | 画素数(万画素) | 販売台数シェア(%) |
---|---|---|---|---|
1 | キヤノン | EOS Kiss X3 | 1510 | 15.8 |
2 | ニコン | D5000 | 1230 | 14.9 |
3 | ニコン | D90 | 1230 | 11.0 |
4 | パナソニック | LUMIX GF1 | 1210 | 9.1 |
5 | HOYA | PENTAX K-x | 1240 | 8.0 |
6 | キヤノン | EOS Kiss X2 | 1220 | 5.3 |
7 | キヤノン | EOS 7D | 1800 | 5.2 |
8 | パナソニック | LUMIX G1 | 1210 | 4.8 |
9 | ニコン | D3000 | 1020 | 4.4 |
10 | ソニー | α550 | 1420 | 2.3 |
「BCNランキング」 2010年2月月次 <最大パネル>
販売台数シェア1-6位は先月と変わらず。1位は15.8%でキヤノン「EOS Kiss X3」で、これで9か月連続の首位獲得となった。しかし、シェアの推移を見ると、2009年12月は23.4%、2010年1月は17.4%と、緩やかに勢いが落ちている。
EOS Kiss X3
2位と3位にはニコン製品がランクイン。「D5000」はシェア14.9%で6か月連続の2位。3位は「D90」で11.0%だった。
D5000
続いて4位はパナソニック「LUMIX GF1」で、シェアは9.1%。5位にはHOYAの「PENTAX K-x」が8.0%でランクインした。
PENTAX K-x(ホワイト)
継続して一定の存在感を示しているマイクロフォーサーズなどの「第三勢力」は、3月5日にオリンパスが「OLYMPUS PEN」シリーズの第3弾としてエントリーモデル「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」を発売した。3月12日にはパナソニックが「LUMIX GF1」にブレードシルバーと、春らしいフェアリーピンクの新色を追加。3月9日には、第4弾のマイクロフォーサーズ機の発表を予定している。また、ソニーもレンズ交換式の小型デジタルカメラを2010年内に発売することを予定しており、昨年に引き続き、2010年もこれら「第三勢力」が一眼レフ市場に新しい風を吹き込んでくれそうだ。
上部左から時計回りに、OLYMPUS PEN(ホワイト)、LUMIX GF1(フェアリーピンク)、開発中のソニー「レンズ交換式小型カメラ」のコンセプトイメージ
トップ10入りはしていないが、2月のランキングで注目したいのは、キヤノンが2月26日に発売した「EOS Kiss X4」。9か月連続1位と、今もなおトップを走り続けている「EOS Kiss X3」の後継機だ。発売から3日しかたっていないのにも関わらず、今回のランキングではシェア1.6%で15位にランクインした。有効画素数を「EOS Kiss X3」の約1510万画素から約1800万画素に引き上げたほか、「EOS Kiss X3」ではISO100-3200だった常用ISO感度をISO100-6400まで拡大している。
EOS Kiss X4
新製品の発表・発売ラッシュになっているデジタルカメラ市場。2010年3月11日-14日には、パシフィコ横浜でカメラと写真の総合展示会「CP+(シーピープラス)」が開催される。デジタル一眼やコンパクトデジタルカメラなどの最新機種をいち早くその目で確かめたい方は、ぜひ足を運んでほしい。もしかすると、まだ未発表の製品にも出会えるかもしれない。(BCN・武井美野里)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。