オンキヨー、3Dテレビ向けAVアンプ2機種、「THX Select2 Plus」準拠モデルも

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2010/03/05 15:07

 オンキヨーは、3D映像の伝送に対応する最新規格のHDMI端子「HDMI ver.1.4」を搭載した7.1ch対応AVアンプ2機種を、3月31日から順次発売する。ラインアップと価格は、HDMIの入力端子を6基備える「TX-SA608」が8万4000円、入力端子4基の「TX-SA578」は7万1400円。

TX-SA608

 いずれもパナソニックなどの3Dテレビが採用するHDMI規格「HDMI ver.1.4」に対応したAVアンプ。テレビとつなぐとき、従来のHDMIのバージョンで必要だった光デジタルケーブルが不要になり、HDMIケーブル1本で接続できる。現在、3D映像はver.1.4のHDMI端子でのみ伝送できる。

 デジタル信号を扱うプリアンプと、アナログ信号を処理するパワーアンプを分離してレイアウト。回路間の電気的・電磁的なノイズの干渉を抑える。さらに上位モデルの「TX-SA608」には、電流を瞬間的に流す力「HICC(瞬時電流供給能力)」を高める3段インバーテッドダーリントン回路を採用し、音声信号を忠実にスピーカーに反映する。

TX-SA578

 ベーシックな5.1chにフロントハイスピーカーを加えた7.1chを構成する「ドルビープロロジックIIz」に対応。さらに「TX-SA608」は、フロントハイスピーカー、もしくは視聴位置から正面左右60度の延長線上に置くフロントワイドスピーカーが選択できる「AudysseyDSX」を採用。BDが採用するオーディオフォーマット「Dolby TrueHD」「DTS-HD Master Audio」に対応する。

 HDMI端子以外の主な入力端子は、「TX-SA578」がD4端子2基、コンポーネント端子2基、コンポジット端子5基。上位モデル「TX-SA608」には、これらに加えD-sub15ピン1基を装備する。本体のカラーは「TX-SA578」がブラック、「TX-SA608」はブラックとシルバー。「TX-SA608」は、ルーカスフィルム社が提唱するホームシアターの品質基準「THX Select2 Plus」に準拠する。