【麻倉怜士が語る、注目のデジタルキーワード】電子ブックリーダー

特集

2010/02/19 13:00

 米国で、電子ブックリーダーがブレイクしている。ソニーが2006年に端末を発売したのをきっかけに立ち上がり、07年11月にアマゾンがKindle(キンドル)を発売して以後、急激に成長してきた。調査会社Forrester Reseachによれば、09年のリーダーの販売台数は300万台。10年には600万台を超えるという。

 市場をリードするアマゾンでは、昨年のクリスマス当日、初めて紙の書籍の販売数を超えた。首位のキンドルを2位で追うソニーは09年年末、前年比で4倍も販売量が多かったという。ベストバイ、ウォールマート、ターゲットなどの大手量販店で販売するのが、アマゾンのキンドルと違う戦略だ。09年の3000店が、10年は1万店に増える。こんなに成長する市場とあって、アマゾンとソニーの二強を追い、続々と参入が出現している。

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※本記事は、週刊BCN 2010年2月8日付 Vol.1320より一部抜粋したものです。全文は、ITビジネス業界紙「週刊BCN」または、ITビジネス情報サイト「BCN Bizline」でご覧ください。