NEC、ノートPC「LaVie」春モデルはUSB3.0対応、高速データ転送が可能に
NECは、個人向けノートPC「LaVie」の春モデルとして、CPUにCore i5を搭載しUSB3.0に対応するA4タイプ「LaVie L」や新色フレッシュライムを追加したネットブック「LaVie Light」など3シリーズを、1月21日から順次発売する。価格はすべてオープン。
16型ワイドまたは15.6型ワイド液晶を搭載するスタンダードPC「LaVie L」は、9モデルをラインアップ。上位モデル「LL870/WG」「LL850/WG」「LL750/WG」「LL650/WG」のCPUに、Core i5-430M(2.26GHz)を搭載するのが特徴。さらに、「LL870/WG」「LL850/WG」の2モデルにはUSB3.0を採用し、対応機器と接続すればUSB2.0と比べて約5倍(理論値)という高速でデータを転送できる。またOSは、エントリーモデルの「LL150/WG」以外は、Windows 7 Home Premiumの32ビットと64ビットを切り替えることができる。
現在、USB3.0対応のPCや周辺機器はまだ製品数が少ない。この点について、NECパーソナルプロダクツの渡邉敏博・PC事業本部 商品企画開発本部長代理は「まずはPCを先行して発売することで、その後周辺機器も広がっていく」と市場拡大の可能性を述べた。その上で「高速転送と(従来のUSB規格との)互換性」を訴求ポイントとして、徐々にユーザーに3.0規格を浸透させていく考えを示した。
このほか、外観のデザインを一新。天板だけでなく、液晶画面のフレームやキーも光沢仕上げにして高級感をもたせたほか、10キーには指紋の付きにくい素材を用いた。カラーバリエーションは、普及機の「LL750/WG」「LL650/WG」「LL550/WG」が、スパークリングリッチレッド、スパークリングリッチピンク、スパークリングリッチホワイト、スパークリングリッチブラックの4色を揃える。同色のレーザー式マウスを付属する。
ラインアップと実勢価格は、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載する最上位モデル「LL870/WG」が21万円前後、チューナー非搭載の「LL850/WG」が18万5000円前後の見込み。2モデルともに、解像度1920×1080の液晶画面、ブルーレイディスク(BD)ドライブ、4GBのメモリ、約500GBのHDDを搭載する。また、BDドライブを搭載する「LL750/WG」が17万5000円前後、CPUにCore i3-330M(2.13GHz)を採用する「LL700/WG」が17万円前後の見込み。ともに4GBのメモリ、約500GBのHDDを搭載する。
一方、DVDスーパーマルチドライブを搭載するモデルは、「LL650/WG」が16万5000円前後、3波対応デジタルチューナーとCPUにCore i3-330M(2.13GHz)を搭載する「LL570/WG」が18万5000円前後、チューナー非搭載で同CPUを搭載する「LL550/WG」が15万円前後、同じく「LL350/WG」が14万円前後の見込み。HDD容量は「LL350/WG」が約320GB、それ以外はすべて約500GBのHDDを搭載。いずれも4GBのメモリを備える。
エントリーモデル「LL150/WG」は、「LaVie L」シリーズで唯一OSの切り替え非対応。CPUはCeleron T3000(1.80GHz)、2GBのメモリ、約320GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows 7 Home Premium 32ビット。実勢価格は12万5000円前後の見込み。すべてのモデルにMicrosoft Office Personal 2007を備える。
09年冬モデルで新シリーズとして登場した「LaVie M」は、超低電圧版のCPUを装備する13.3型ワイドのモバイルノートPC。春モデルでは、2モデルをラインアップした。家庭での2台目PCとしての使いやすさを高めるため、新たに「USB Duet(USBデュエット)」と「FlyFolder(フライフォルダ)」の二つの機能を採用した。
「USB Duet」は、自宅のメインPCと本体をUSBケーブルでつなげば、「LaVie M」を外部デバイスとして認識し、手軽にデータ転送ができる機能。認識した相手先のドライブに動画や静止画などのファイルをコピーすれば転送は完了する。一方、「FlyFolder」は、BIGLOBEのサービス「オンラインストレージ for FlyFolder」を利用して、各種フォルダを自宅PCと本体で自動的に同期することで、データを共有することができるもの。
ラインアップと実勢価格は、Microsoft Office Personal 2007を搭載し、メモリが4GBの「LM550/WG」が13万5000円前後、Office非搭載で2GBメモリの「LM530/WH」が11万円前後。ともにCPUは超低電圧版のCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載する。なお、09年冬モデルとして発売した「LM330/VH」も継続して販売する。実勢価格は9万5000円前後の見込み。CPUに超低電圧版のCeleron SU2300(1.20GHz)を搭載する。3モデルすべて光学ドライブは非搭載で、HDDは約320GB、OSはWindows 7 Home Premium 32ビット。
10.1型ワイド液晶を搭載するネットブック「LaVie Light」のラインアップは5モデル。いずれもCPUにAtom N450(1.66GHz)を搭載する。普及機の「BL530/WH」「BL350/WA」「BL330/WD」には、カラーに新色フレッシュライムを追加。シャインレッド、フラットホワイト、パールブラックを合わせた4色を揃える。「LaVie M」と同様、メインPCとの連携を高める「USB Duet」「FlyFolder」を備える。
ラインアップと実勢価格は、OSにWindows 7 Home Premium 32ビット、2GBのメモリ、約320GBのHDDを備える最上位モデル「BL530/WH」が7万円前後の見込み。また、Microsoft Office Personal 2007 2年間ライセンス版を備える「BL350/WA」が7万円前後、Office非搭載の「BL330/WD」が6万円前後の見込み。これら2モデルは1GBのメモリ、約250GBのHDDを搭載する。
画面解像度がWXGA(1366×768ドット)のLuiモデル「BR340/WA」には、限定色のアーバンメタルシルバーを採用した。1GBのメモリ、約250GBのHDDを装備する。実勢価格は6万5000円前後の見込み。一方、エントリーモデル「BL130/WA」は、1GBのメモリ、約160GBのHDDを搭載。実勢価格は5万5000円前後の見込み。カラーはフラットホワイト。なお、「LaVie Light」のOSは、最上位モデル「BL530/WH」以外はいずれもWindows 7 Starter 32ビットを採用する。すべて光学ドライブは非搭載。
ネットブック「LaVie Light」(モデルはキャスターの西島まどかさん)
USB3.0など最新技術を盛り込んだスタンダードPC――LaVie L
16型ワイドまたは15.6型ワイド液晶を搭載するスタンダードPC「LaVie L」は、9モデルをラインアップ。上位モデル「LL870/WG」「LL850/WG」「LL750/WG」「LL650/WG」のCPUに、Core i5-430M(2.26GHz)を搭載するのが特徴。さらに、「LL870/WG」「LL850/WG」の2モデルにはUSB3.0を採用し、対応機器と接続すればUSB2.0と比べて約5倍(理論値)という高速でデータを転送できる。またOSは、エントリーモデルの「LL150/WG」以外は、Windows 7 Home Premiumの32ビットと64ビットを切り替えることができる。
現在、USB3.0対応のPCや周辺機器はまだ製品数が少ない。この点について、NECパーソナルプロダクツの渡邉敏博・PC事業本部 商品企画開発本部長代理は「まずはPCを先行して発売することで、その後周辺機器も広がっていく」と市場拡大の可能性を述べた。その上で「高速転送と(従来のUSB規格との)互換性」を訴求ポイントとして、徐々にユーザーに3.0規格を浸透させていく考えを示した。
LaVie L(LL750/WG)
このほか、外観のデザインを一新。天板だけでなく、液晶画面のフレームやキーも光沢仕上げにして高級感をもたせたほか、10キーには指紋の付きにくい素材を用いた。カラーバリエーションは、普及機の「LL750/WG」「LL650/WG」「LL550/WG」が、スパークリングリッチレッド、スパークリングリッチピンク、スパークリングリッチホワイト、スパークリングリッチブラックの4色を揃える。同色のレーザー式マウスを付属する。
ラインアップと実勢価格は、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載する最上位モデル「LL870/WG」が21万円前後、チューナー非搭載の「LL850/WG」が18万5000円前後の見込み。2モデルともに、解像度1920×1080の液晶画面、ブルーレイディスク(BD)ドライブ、4GBのメモリ、約500GBのHDDを搭載する。また、BDドライブを搭載する「LL750/WG」が17万5000円前後、CPUにCore i3-330M(2.13GHz)を採用する「LL700/WG」が17万円前後の見込み。ともに4GBのメモリ、約500GBのHDDを搭載する。
NECパーソナルプロダクツの渡邉敏博・PC事業本部 商品企画開発本部長代理
一方、DVDスーパーマルチドライブを搭載するモデルは、「LL650/WG」が16万5000円前後、3波対応デジタルチューナーとCPUにCore i3-330M(2.13GHz)を搭載する「LL570/WG」が18万5000円前後、チューナー非搭載で同CPUを搭載する「LL550/WG」が15万円前後、同じく「LL350/WG」が14万円前後の見込み。HDD容量は「LL350/WG」が約320GB、それ以外はすべて約500GBのHDDを搭載。いずれも4GBのメモリを備える。
エントリーモデル「LL150/WG」は、「LaVie L」シリーズで唯一OSの切り替え非対応。CPUはCeleron T3000(1.80GHz)、2GBのメモリ、約320GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows 7 Home Premium 32ビット。実勢価格は12万5000円前後の見込み。すべてのモデルにMicrosoft Office Personal 2007を備える。
自宅PCと連携しやすい超低電圧版のモバイルPC――LaVie M
09年冬モデルで新シリーズとして登場した「LaVie M」は、超低電圧版のCPUを装備する13.3型ワイドのモバイルノートPC。春モデルでは、2モデルをラインアップした。家庭での2台目PCとしての使いやすさを高めるため、新たに「USB Duet(USBデュエット)」と「FlyFolder(フライフォルダ)」の二つの機能を採用した。
LaVie M(LM550/WG)
「USB Duet」は、自宅のメインPCと本体をUSBケーブルでつなげば、「LaVie M」を外部デバイスとして認識し、手軽にデータ転送ができる機能。認識した相手先のドライブに動画や静止画などのファイルをコピーすれば転送は完了する。一方、「FlyFolder」は、BIGLOBEのサービス「オンラインストレージ for FlyFolder」を利用して、各種フォルダを自宅PCと本体で自動的に同期することで、データを共有することができるもの。
ラインアップと実勢価格は、Microsoft Office Personal 2007を搭載し、メモリが4GBの「LM550/WG」が13万5000円前後、Office非搭載で2GBメモリの「LM530/WH」が11万円前後。ともにCPUは超低電圧版のCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載する。なお、09年冬モデルとして発売した「LM330/VH」も継続して販売する。実勢価格は9万5000円前後の見込み。CPUに超低電圧版のCeleron SU2300(1.20GHz)を搭載する。3モデルすべて光学ドライブは非搭載で、HDDは約320GB、OSはWindows 7 Home Premium 32ビット。
ネットブックに爽やかなフレッシュライムが登場――LaVie Light
10.1型ワイド液晶を搭載するネットブック「LaVie Light」のラインアップは5モデル。いずれもCPUにAtom N450(1.66GHz)を搭載する。普及機の「BL530/WH」「BL350/WA」「BL330/WD」には、カラーに新色フレッシュライムを追加。シャインレッド、フラットホワイト、パールブラックを合わせた4色を揃える。「LaVie M」と同様、メインPCとの連携を高める「USB Duet」「FlyFolder」を備える。
LaVie Light
ラインアップと実勢価格は、OSにWindows 7 Home Premium 32ビット、2GBのメモリ、約320GBのHDDを備える最上位モデル「BL530/WH」が7万円前後の見込み。また、Microsoft Office Personal 2007 2年間ライセンス版を備える「BL350/WA」が7万円前後、Office非搭載の「BL330/WD」が6万円前後の見込み。これら2モデルは1GBのメモリ、約250GBのHDDを搭載する。
画面解像度がWXGA(1366×768ドット)のLuiモデル「BR340/WA」には、限定色のアーバンメタルシルバーを採用した。1GBのメモリ、約250GBのHDDを装備する。実勢価格は6万5000円前後の見込み。一方、エントリーモデル「BL130/WA」は、1GBのメモリ、約160GBのHDDを搭載。実勢価格は5万5000円前後の見込み。カラーはフラットホワイト。なお、「LaVie Light」のOSは、最上位モデル「BL530/WH」以外はいずれもWindows 7 Starter 32ビットを採用する。すべて光学ドライブは非搭載。