東芝、BDレコーダー市場に参入、第1弾でエントリーモデルを2月に発売
東芝は1月14日、国内ブルーレイディスク(BD)レコーダー市場に参入すると発表した。第1弾としてエントリーモデル3機種を2月中旬に発売する。
製品名は「ブルーレイディスクレコーダー ヴァルディア(VARDIA)」で、HDDが1TB(テラバイト=1000GB)の「D-B1005K」、320GBの「D-B305K」、1TBでVHSテープ対応の「D-BW1005K」を投入。BDプレーヤー「SD-BD1K」も発売する。
1TBモデルではハイビジョン画質で、最大約508時間の録画が可能。3機種ともに地上・BS・110度CSデジタル放送のチューナー2基を内蔵。AVCHD方式のビデオカメラの映像をUSB経由で取り込み保存する機能なども搭載した。
価格はすべてオープン。実勢価格は「D-B1005K」が13万円前後、「D-B305K」が10万円前後、「D-BW1005K」は14万円前後の見込み。「SD-BD1K」は2万5000円前後の見通し。
ターゲットは液晶テレビ「レグザ」の購入者で、レグザとのリンク機能で連動する使いやすさと値ごろ感のある価格を武器に市場を攻略。国内BDレコーダー市場の9割を握るパナソニック、ソニー、シャープの3社を追撃し「まずは同レベルの台数シェアを獲得する」(下田乾二・デジタルメディアネットワーク社TV&ネットワーク事業部事業部長)考え。
同時に、BDプレーヤー搭載の液晶テレビ「レグザ」2機種も2月中旬に発売すると発表した。BD-ROM(BD-Video)、BD-R、BD-REのほか、DVD-Rなど、さまざまなディスクを再生可能。高画質技術「レゾリューションプラス2」を搭載しており、テレビ番組やDVDの映像コンテンツをより高画質で表示できる。
また、USBで市販の外付けHDDを接続し、デジタル放送の番組を外付けHDDに録画することもできる。価格はオープン。実勢価格は、32V型の「32R1BDP」が13万円前後、26V型の「26R1BDP」が11万円前後の見通し。寝室や子ども部屋などに置くパーソナルテレビとしての需要を見込む。
東芝は、次世代DVD規格「HD DVD」を推進してきたが、08年2月に撤退を表明。その後、BDの事業化を検討してきた。市場参入の理由については、「当社のテレビ販売が伸びており、東芝のレコーダーでBDを見たいというお客さんや量販店からの声が大きくなってきた。そこで、このタイミングで最高のテレビとレコーダーを組み合わせた提案をしようと思った」(岡田淳・デジタルメディアネットワーク社映像マーケティング事業部日本部部長)と説明した。
今後はDVDレコーダーに搭載している映像編集機能などを採用した高機能モデルの開発・投入も検討しており、ラインアップの拡充を進めていく方針。
東芝が発売するBDレコーダー「D-B1005K」
製品名は「ブルーレイディスクレコーダー ヴァルディア(VARDIA)」で、HDDが1TB(テラバイト=1000GB)の「D-B1005K」、320GBの「D-B305K」、1TBでVHSテープ対応の「D-BW1005K」を投入。BDプレーヤー「SD-BD1K」も発売する。
VHS一体型の「D-BW1005K」(左)と「D-B305K」(右)
1TBモデルではハイビジョン画質で、最大約508時間の録画が可能。3機種ともに地上・BS・110度CSデジタル放送のチューナー2基を内蔵。AVCHD方式のビデオカメラの映像をUSB経由で取り込み保存する機能なども搭載した。
価格はすべてオープン。実勢価格は「D-B1005K」が13万円前後、「D-B305K」が10万円前後、「D-BW1005K」は14万円前後の見込み。「SD-BD1K」は2万5000円前後の見通し。
ターゲットは液晶テレビ「レグザ」の購入者で、レグザとのリンク機能で連動する使いやすさと値ごろ感のある価格を武器に市場を攻略。国内BDレコーダー市場の9割を握るパナソニック、ソニー、シャープの3社を追撃し「まずは同レベルの台数シェアを獲得する」(下田乾二・デジタルメディアネットワーク社TV&ネットワーク事業部事業部長)考え。
同時に、BDプレーヤー搭載の液晶テレビ「レグザ」2機種も2月中旬に発売すると発表した。BD-ROM(BD-Video)、BD-R、BD-REのほか、DVD-Rなど、さまざまなディスクを再生可能。高画質技術「レゾリューションプラス2」を搭載しており、テレビ番組やDVDの映像コンテンツをより高画質で表示できる。
32V型(左)と26V型のBDプレーヤー搭載の液晶テレビ「レグザ」
また、USBで市販の外付けHDDを接続し、デジタル放送の番組を外付けHDDに録画することもできる。価格はオープン。実勢価格は、32V型の「32R1BDP」が13万円前後、26V型の「26R1BDP」が11万円前後の見通し。寝室や子ども部屋などに置くパーソナルテレビとしての需要を見込む。
東芝は、次世代DVD規格「HD DVD」を推進してきたが、08年2月に撤退を表明。その後、BDの事業化を検討してきた。市場参入の理由については、「当社のテレビ販売が伸びており、東芝のレコーダーでBDを見たいというお客さんや量販店からの声が大きくなってきた。そこで、このタイミングで最高のテレビとレコーダーを組み合わせた提案をしようと思った」(岡田淳・デジタルメディアネットワーク社映像マーケティング事業部日本部部長)と説明した。
岡田淳・デジタルメディアネットワーク社映像マーケティング事業部日本部部長
今後はDVDレコーダーに搭載している映像編集機能などを採用した高機能モデルの開発・投入も検討しており、ラインアップの拡充を進めていく方針。