セイコーインスツル、名刺データを収録して検索・表示できる電子辞書2機種

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2009/11/02 14:39

 セイコーインスツルは10月30日、名刺入れサイズの小型ボディを採用した、ビジネス向け電子辞書2機種を、11月下旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープン。ラインアップと実勢価格は、上位版の「SR-G7001M」が3万8000円前後、下位版の「SR-G6001M」が3万円前後の見込み。

SR-G7001M

 2機種はともに、別売りのメディアドライブ製名刺管理ソフト「やさしく名刺ファイリング PRO v.9.0更新版」に対応した名刺ビューアー機能を搭載するのが特徴。同ソフトでは約6000人分の名刺データを本体に収録でき、検索や表示ができる。

 また、PCとUSBケーブルで接続して、本体に収録したコンテンツをPC画面で閲覧できる「PASORAMA」機能を強化。日本語・英語の文書雛形や図版、音楽データなどを収録した「ブリタニカ国際大百科事典」では、PC画面での図表や写真のカラー表示を実現した。このほか、同百科事典に収録したクラシック音楽のサンプル音源117曲を、本体とPCのどちらでも聴けるようになった。

 「ブリタニカ国際大百科事典」のほかの共通コンテンツとして、大修館書店の「ジーニアス英和大事典」や、インターネット経由でジャンプ可能なURLを掲載した小学館の「デジタル大辞泉」、日本経済新聞出版社の「経済用語辞典」や「金融用語辞典」などを収録する。

 上位版の「SR-G7001M」は、研究社の「新和英大辞典」をはじめ、同社英和辞典の「リーダーズ」「リーダーズ・プラス」「英和活用大辞典」や、オックスフォード大学出版局の「オックスフォード現代英英辞典」など、幅広い英語コンテンツを備える。一方、下位版の「SR-G6001M」は、ビジネスに使用できるジャパンタイムズの「英文ビジネスeメール実例集」や「日経ビジネスアソシエビジネスキーワード」のほか、海外旅行や海外出張に使える7か国語の会話集なども収録。

 主な仕様はいずれも、解像度640×480の4型TFT白黒液晶や、128MBの内蔵メモリなど。電源は充電式リチウムイオン電池で、連続表示は約25時間、繰り返し表示は約22時間。本体サイズは幅116.2×奥行き78.2×厚さ11-19.5mm、重さ152g。