加賀コンポーネント、輝度200ルーメンの小型プロジェクター、HDMI端子付き

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2009/10/27 16:48

 加賀コンポーネントは10月27日、DLP方式の小型プロジェクターの新製品として、光源にLEDを使用するプロジェクターとして国内で初めて輝度200ルーメンを実現した「KG-PL011S」を11月末に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は7万9800円前後の見込み。

片手に乗る小型プロジェクター「KG-PL011S」

 08年10月に発売した「KG-PL105S」の後継機で、明るさを従来の140ルーメンから200ルーメンまで高めたのが特徴。新たにHDMI端子を搭載し、家庭用ゲーム機やBDレコーダーなどと接続すれば、大画面でコンテンツを楽しめる。また、音声面ではFMトランスミッターを備え、室内にある対応オーディオ機器に音声をワイヤレスで送信することが可能。

背面にはUSB端子に加え、HDMI端子を装備する

 解像度はSVGA(800×600)、画面サイズは15-80型に対応する。投影時の画面サイズの目安は、会議室など室内の照明を消した一般的な使い方だと40-60型程度、室内に入る光を遮り真っ暗にした状態だと最大サイズの80型まで投影できるという。

上面には立体的な操作ボタン(右)、側面にはピント調節ダイヤル(左)を搭載

 「KG-PL105S」と比べて操作面で変更した点は、操作ボタンとピント調節ダイヤル。従来モデルは上面のタッチパネルで基本操作を行うのに対し、新モデル「KG-PL011S」では立体的なボタンを備え、押しやすくした。また、以前はレンズ部についていたダイヤルを、新製品では本体左側面に配置している。

 インターフェイスは従来モデルと同様、背面にある。主な端子はHDMI端子、USB端子、ミニD-sub15ピン、ビデオ入力端子など。このほかの主な仕様は、コントラスト比が1400:1で、1W×2のステレオスピーカーを備える。電源はACアダプタ。

他社製品との画質比較。中央が「KG-PL011S」で、3製品の中でもっとも明るかった

 外観のデザインは角にカーブをもたせた左右非対称の流線型に仕上げた。プレゼンテーションなどのビジネス用途に加え、ゲーム機やiPod、ポータブルDVDプレーヤーなどと接続するプライベートでの利用も想定するため、デザインを若干変更したという。

外観のデザインを変更し、プライベートでの利用も想定した

 サイズは幅183×高さ60×奥行き122mm、重さは約800g。カラーはシルバーとホワイトのツートンカラー。なお、プロジェクター本体とネットブック程度のモバイルノートPCが収まる、持ち運び用バッグを付属する。