ソニーPCL、BDエンコード技術「SBMV Extend」でカラーバンディングを低減
ソニーピーシーエル(ソニーPCL)は10月26日、ソニーが開発した映像用階調補完技術「Super Bit Mapping for Video(SBMV)」に加え、マスター映像のカラーバンディングを低減する技術「SBMV Extend」を採用したBDエンコード環境を構築し、BD制作サービスを開始した。これに伴い、バンダイビジュアルが11月25日に発売するBDソフト「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Blu-ray Disc BOX-1」に同技術が採用されたことも発表した。同ソフトの価格は2万1000円。
5月に発表した「SBMV(Super Bit Mapping for Video)」は、10ビットで制作された元コンテンツをBDソフト用にエンコードする際の8ビット変換処理時に発生するカラーバンディングを低減し、マスターの品質を保持する技術。なお、カラーバンディングとは、グラデーション領域などで階調の変化点が等高線のように帯状になって見えてしまう現象をいう。
今回、新たに導入した「SBMV Extend」は、カラーバンディングが記録されたマスター映像に対し、その低減を行った上で8ビット変換を実現するもの。マスター映像の中からカラーバンディングを見つけ出し、その領域に対してスムージング処理を施し、14ビットのなめらかな階調を再現した後、「SBMV」処理を行う。これにより、「SBMV」では対応できなかったマスター映像に存在するカラーバンディングの低減が可能になったという。
「SBMV Extend」技術によりカラーバンディングを低減
5月に発表した「SBMV(Super Bit Mapping for Video)」は、10ビットで制作された元コンテンツをBDソフト用にエンコードする際の8ビット変換処理時に発生するカラーバンディングを低減し、マスターの品質を保持する技術。なお、カラーバンディングとは、グラデーション領域などで階調の変化点が等高線のように帯状になって見えてしまう現象をいう。
今回、新たに導入した「SBMV Extend」は、カラーバンディングが記録されたマスター映像に対し、その低減を行った上で8ビット変換を実現するもの。マスター映像の中からカラーバンディングを見つけ出し、その領域に対してスムージング処理を施し、14ビットのなめらかな階調を再現した後、「SBMV」処理を行う。これにより、「SBMV」では対応できなかったマスター映像に存在するカラーバンディングの低減が可能になったという。