キヤノン、ハイアマチュア向け一眼レフの決定版 「EOS 7D」
キヤノンは9月1日、有効約1800万画素のCMOSセンサーを搭載したハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ「キヤノン EOS 7D」を、10月2日に発売すると発表した。価格はオープンで、ボディのみの実勢価格は19万円前後の見込み。
あわせて標準ズームレンズ「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」が付属するレンズキットを27万円前後、望遠レンズ「EF18-200mm F3.5-5.6 IS」が付属するレンズキットを26万円前後で同時発売する。
製品発表会の冒頭で、川崎正己・キヤノンマーケティングジャパン社長は「世界的な不況はキヤノンにとっても例外ではないが、コンシューマ向け市場は比較的堅調であり、大きな期待をかけている。特にキヤノンの発祥ともいえるカメラで他社に負けることは絶対にできない」と述べた上で新製品について「(好調なエントリーモデルの市場に続き)ミドルクラス市場で圧倒的なシェアを獲得すべく生まれた決定版といえる」と紹介した。
「EOS 7D」は、同社の「EOS 5D Mark II」と「EOS 50D」の中間に位置するミドルモデル。有効約1800万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したほか、連写性能やファインダー視野率、常用ISO感度の向上といった撮影機能の強化を図っている。
画像処理エンジン「DIGIC 4」を2基搭載。センサーからの映像信号を高速処理できるようになったことに加え、ノイズ低減機能も向上した。常用ISO感度は100-6400で、感度拡張によりISO 12800までの高感度撮影に対応する。
また、画像処理の高速化に加えて電源システムの刷新などにより連写機能も向上。最高で毎秒8コマの高速連写、RAW形式で約15枚、JPEG形式で約94枚、RAW+JPEG形式で約6枚の連続撮影を実現している。
測距点は19点で、すべてのポイントで被写体の縦線・横線を検出できる「オールクロス19点AF」を採用。さらに、中央の測距点にはF2.8対応のクロスセンサーを斜めに配した「デュアルクロスセンサー」を備え、精度の高いピンと合わせが可能。また、露出の決定にAF情報と色情報を加え、安定した露出が可能な新型「iFCL測光」システムを採用した。
大型のガラスペンタプリズムを採用したファインダーは、同社のAPS-Cクラスのデジタル一眼レフとしては初となる視野率約100%を実現。視野角は約29.4度、倍率も約1.0倍に向上したことで、より肉眼で見たままに近い写真が撮影できる。また、ファインダー内に透過型の液晶デバイスを搭載し、従来の表示に加えて、グリッドラインやスポット測光表示、移動する被写体にあわせた測距点の追加などが可能になった。
液晶モニタはライブビュー撮影に対応した約92ドット表示の3.0型クリアビュー液晶IIで、視野角は上下左右160度。また、水平・前後2軸に対応した電子水準器を備え、液晶モニタやファインダー内に表示できる。
さらに、フルハイビジョン(フルHD)での動画撮影が可能な「EOSムービー」も搭載。記録画質とフレームレートは、1920×1080ピクセル時で毎秒30/25//24フレーム、1280×720ピクセル時で同60/50フレーム、640×480ピクセル時で同60/50フレーム。映像圧縮方式はMPEG-4 AVCで、音声記録方式はリニアPCM。また、本体背面に「ライブビュー撮影/動画撮影スイッチ」を搭載し、静止画から動画への切り替えがスムーズに行える。
画像の記録形式はRAW/JPEGで、記録メディアはCFカード。ボディ外装にマグネシウム合金を採用したほか、各種操作ボタンや電池格納部にはシーリング処理を施した。本体サイズは幅148.2×奥行き73.5×高さ110.7mmで、ボディのみの重さは約820g。
真栄田雅也・キヤノン取締役イメージコミュニケーション事業本部長は新製品について「ミドルハイのユーザーがカメラに求めるものを徹底的に盛り込んだ。妥協のない基本性能および品質、先進機能のすべてを実現しており、自信をもってお届けする製品」とアピールした。adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111366');
EOS 7D
あわせて標準ズームレンズ「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」が付属するレンズキットを27万円前後、望遠レンズ「EF18-200mm F3.5-5.6 IS」が付属するレンズキットを26万円前後で同時発売する。
製品発表会の冒頭で、川崎正己・キヤノンマーケティングジャパン社長は「世界的な不況はキヤノンにとっても例外ではないが、コンシューマ向け市場は比較的堅調であり、大きな期待をかけている。特にキヤノンの発祥ともいえるカメラで他社に負けることは絶対にできない」と述べた上で新製品について「(好調なエントリーモデルの市場に続き)ミドルクラス市場で圧倒的なシェアを獲得すべく生まれた決定版といえる」と紹介した。
「EOS 7D」を手にする川崎社長
「EOS 7D」は、同社の「EOS 5D Mark II」と「EOS 50D」の中間に位置するミドルモデル。有効約1800万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したほか、連写性能やファインダー視野率、常用ISO感度の向上といった撮影機能の強化を図っている。
画像処理エンジン「DIGIC 4」を2基搭載。センサーからの映像信号を高速処理できるようになったことに加え、ノイズ低減機能も向上した。常用ISO感度は100-6400で、感度拡張によりISO 12800までの高感度撮影に対応する。
また、画像処理の高速化に加えて電源システムの刷新などにより連写機能も向上。最高で毎秒8コマの高速連写、RAW形式で約15枚、JPEG形式で約94枚、RAW+JPEG形式で約6枚の連続撮影を実現している。
測距点は19点で、すべてのポイントで被写体の縦線・横線を検出できる「オールクロス19点AF」を採用。さらに、中央の測距点にはF2.8対応のクロスセンサーを斜めに配した「デュアルクロスセンサー」を備え、精度の高いピンと合わせが可能。また、露出の決定にAF情報と色情報を加え、安定した露出が可能な新型「iFCL測光」システムを採用した。
大型のガラスペンタプリズムを採用したファインダーは、同社のAPS-Cクラスのデジタル一眼レフとしては初となる視野率約100%を実現。視野角は約29.4度、倍率も約1.0倍に向上したことで、より肉眼で見たままに近い写真が撮影できる。また、ファインダー内に透過型の液晶デバイスを搭載し、従来の表示に加えて、グリッドラインやスポット測光表示、移動する被写体にあわせた測距点の追加などが可能になった。
液晶モニタはライブビュー撮影に対応した約92ドット表示の3.0型クリアビュー液晶IIで、視野角は上下左右160度。また、水平・前後2軸に対応した電子水準器を備え、液晶モニタやファインダー内に表示できる。
ファインダー右横にライブビュー撮影/動画撮影スイッチを搭載
さらに、フルハイビジョン(フルHD)での動画撮影が可能な「EOSムービー」も搭載。記録画質とフレームレートは、1920×1080ピクセル時で毎秒30/25//24フレーム、1280×720ピクセル時で同60/50フレーム、640×480ピクセル時で同60/50フレーム。映像圧縮方式はMPEG-4 AVCで、音声記録方式はリニアPCM。また、本体背面に「ライブビュー撮影/動画撮影スイッチ」を搭載し、静止画から動画への切り替えがスムーズに行える。
画像の記録形式はRAW/JPEGで、記録メディアはCFカード。ボディ外装にマグネシウム合金を採用したほか、各種操作ボタンや電池格納部にはシーリング処理を施した。本体サイズは幅148.2×奥行き73.5×高さ110.7mmで、ボディのみの重さは約820g。
真栄田雅也・キヤノン取締役イメージコミュニケーション事業本部長
真栄田雅也・キヤノン取締役イメージコミュニケーション事業本部長は新製品について「ミドルハイのユーザーがカメラに求めるものを徹底的に盛り込んだ。妥協のない基本性能および品質、先進機能のすべてを実現しており、自信をもってお届けする製品」とアピールした。adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111366');