ソニー、高感度撮影時のノイズを低減したデジカメ新モデル2機種ほか
ソニーは8月6日、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」の新製品として、高感度撮影機能を機能した「DSC-WX1」「DSC-TX1」を9月4日以降順次発売すると発表した。価格はいずれもオープン。
いずれの製品も同社のデジタルビデオカメラに搭載する高感度の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。有効画素数は1020万画素。従来の「表面照射型構造」のイメージセンサーでは、受光部の上の配線層が入射光の妨げになり、受光面積の小さなセンサーの場合は感度の向上が課題となっていた。そこで、受光部と配線層を反転させた裏面照射とすることで、感度を従来比のおよそ2倍に高めることが可能になったという。
画質処理エンジンには「BIONZ」を採用し、高感度撮影時のノイズ低減に加え、撮影シーンに応じた適切な露出・コントラストに自動補正する「Dレンジオプティマイザー」機能をはじめとする各種機能の高速化・高精度化を実現。特に今回の新モデルでは、色再現性の向上と色ノイズの低減がより向上したという。
また、6枚の画像を高速連写して1枚に合成することで、ノイズを低減する「手持ち夜景モード」も備え、「Exmore R」の感度向上と合わせて、高感度撮影時のノイズ処理効果が4倍に向上するとしている。そのほか、カメラを手持ちのまま横や縦に動かすだけで、自動的に最大256度のパノラマ撮影ができる「スイングパノラマ」機能や、720Pでのハイビジョン動画撮影機能、笑顔検出機能「スマイルシャッター」などを備える。外部メモリはメモリースティック デュオ/同PROデュオ/同PRO-HGデュオ。
今回の新モデルでは、ユーザーからの要望が高かったという、フラッシュなしの高感度撮影時の画質向上を重要視して開発された。この点について下野裕・ソニーマーケティング・コンスーマーAVマーケティング部門・デジタルイメージングマーケティング部統括部長は「今のデジカメ市場を支えているのは、全体の8割におよぶ買い増し・買い替え用途での購入ユーザー。そのため、今ユーザーが持っているデジカメと比べて、買い替えるにたる商品を出すことが重要」と説明した。
「DSC-WX1」は、広角・高倍率撮影が特徴のコンパクトモデル。35mmフィルムカメラ換算で24-120mmの光学5倍ズームが可能な沈胴式の新開発「Gレンズ」を搭載し、F値は2.4-5.9。液晶モニタは23万ドット表示の2.7型「クリアフォト液晶」を採用する。ISO感度は160-3200。
電源はリチウムイオン充電池で、連続撮影枚数は約350枚。本体サイズは幅90.5×高さ51.8×厚さ19.8mmで、重さ120g。カラーはゴールド、ブラック、シルバーの3色を用意。実勢価格は4万円前後の見込み。
一方「DSC-TX1」は、滑らかな曲線で構成したスリムなボディにタッチパネル液晶を備えたモデル。モニタはタッチ操作対応の3.0型ワイド「クリアフォト液晶プラス」で、指でなぞって画像をスライドしたり、メニューを呼び出したりと直感的な操作が可能。レンズは35mmフィルムカメラ換算で35-140mmの光学4倍ズーム機能を備えたカールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ。ISO感度は125-3200。
電源はリチウムイオン充電池で、連続撮影枚数は約250枚。本体サイズは幅93.8×高さ58.2×厚さ16.5mmで、重さ120g。カラーはシルバー、ゴールド、グレー、ブルー、ピンクの5色を用意。実勢価格は4万3000円前後の見込み。
あわせて、両モデルに対応したカメラスタンドで、顔検出・笑顔検出・構図アルゴリズム技術を備えた「Party-shot『IPT-DS1』」も9月4日に発売する。台座にカメラをセットしておくと、自動で回転・角度調整・ズームを行い、周囲の被写体の顔を追尾し、構図に合わせて自動撮影を行う。回転時の角度は90/180度から選択できる。価格は1万4910円。
下野氏(同上)は「従来の家族写真や集合写真は、カメラ目線になったり撮影者が入っていなかったりと、よくある構図に陥りがち。ユーザーが本当に撮りたいのはさりげない表情や生活の中の何気ない一面。『Party-shot』は写真のもうひとつの新しい楽しみ方を提供できる」とアピールした。 adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111380');
いずれの製品も同社のデジタルビデオカメラに搭載する高感度の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。有効画素数は1020万画素。従来の「表面照射型構造」のイメージセンサーでは、受光部の上の配線層が入射光の妨げになり、受光面積の小さなセンサーの場合は感度の向上が課題となっていた。そこで、受光部と配線層を反転させた裏面照射とすることで、感度を従来比のおよそ2倍に高めることが可能になったという。
Exmor R
画質処理エンジンには「BIONZ」を採用し、高感度撮影時のノイズ低減に加え、撮影シーンに応じた適切な露出・コントラストに自動補正する「Dレンジオプティマイザー」機能をはじめとする各種機能の高速化・高精度化を実現。特に今回の新モデルでは、色再現性の向上と色ノイズの低減がより向上したという。
高感度撮影時のノイズ比較
また、6枚の画像を高速連写して1枚に合成することで、ノイズを低減する「手持ち夜景モード」も備え、「Exmore R」の感度向上と合わせて、高感度撮影時のノイズ処理効果が4倍に向上するとしている。そのほか、カメラを手持ちのまま横や縦に動かすだけで、自動的に最大256度のパノラマ撮影ができる「スイングパノラマ」機能や、720Pでのハイビジョン動画撮影機能、笑顔検出機能「スマイルシャッター」などを備える。外部メモリはメモリースティック デュオ/同PROデュオ/同PRO-HGデュオ。
今回の新モデルでは、ユーザーからの要望が高かったという、フラッシュなしの高感度撮影時の画質向上を重要視して開発された。この点について下野裕・ソニーマーケティング・コンスーマーAVマーケティング部門・デジタルイメージングマーケティング部統括部長は「今のデジカメ市場を支えているのは、全体の8割におよぶ買い増し・買い替え用途での購入ユーザー。そのため、今ユーザーが持っているデジカメと比べて、買い替えるにたる商品を出すことが重要」と説明した。
下野裕・ソニーマーケティング・コンスーマーAVマーケティング部門・デジタルイメージングマーケティング部統括部長
「DSC-WX1」は、広角・高倍率撮影が特徴のコンパクトモデル。35mmフィルムカメラ換算で24-120mmの光学5倍ズームが可能な沈胴式の新開発「Gレンズ」を搭載し、F値は2.4-5.9。液晶モニタは23万ドット表示の2.7型「クリアフォト液晶」を採用する。ISO感度は160-3200。
DSC-WX1
電源はリチウムイオン充電池で、連続撮影枚数は約350枚。本体サイズは幅90.5×高さ51.8×厚さ19.8mmで、重さ120g。カラーはゴールド、ブラック、シルバーの3色を用意。実勢価格は4万円前後の見込み。
一方「DSC-TX1」は、滑らかな曲線で構成したスリムなボディにタッチパネル液晶を備えたモデル。モニタはタッチ操作対応の3.0型ワイド「クリアフォト液晶プラス」で、指でなぞって画像をスライドしたり、メニューを呼び出したりと直感的な操作が可能。レンズは35mmフィルムカメラ換算で35-140mmの光学4倍ズーム機能を備えたカールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ。ISO感度は125-3200。
DSC-TX1
電源はリチウムイオン充電池で、連続撮影枚数は約250枚。本体サイズは幅93.8×高さ58.2×厚さ16.5mmで、重さ120g。カラーはシルバー、ゴールド、グレー、ブルー、ピンクの5色を用意。実勢価格は4万3000円前後の見込み。
あわせて、両モデルに対応したカメラスタンドで、顔検出・笑顔検出・構図アルゴリズム技術を備えた「Party-shot『IPT-DS1』」も9月4日に発売する。台座にカメラをセットしておくと、自動で回転・角度調整・ズームを行い、周囲の被写体の顔を追尾し、構図に合わせて自動撮影を行う。回転時の角度は90/180度から選択できる。価格は1万4910円。
Party-shot「IPT-DS1」
下野氏(同上)は「従来の家族写真や集合写真は、カメラ目線になったり撮影者が入っていなかったりと、よくある構図に陥りがち。ユーザーが本当に撮りたいのはさりげない表情や生活の中の何気ない一面。『Party-shot』は写真のもうひとつの新しい楽しみ方を提供できる」とアピールした。 adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111380');