エコポイント詳細決定で需要が増加、09年6月の液晶テレビ売れ筋トップ10
「エコポイント」制度が始まって1か月半以上が経った。スタートした5月の液晶テレビの販売台数は、前年同月比48.2%増と大幅に伸びた。6月は41.5%増で、若干伸び率は落ちたものの好調が続いている。特に6月後半には交換商品や交換に必要なポイント数が発表され、販売台数が伸びた。そんな、09年6月の液晶テレビの売れ筋トップ10を紹介しよう。
1-4位は、シャープの製品が占めた。引き続き「AQUOS」の人気が続いている。1位は32V型の「LC-32E5-B」で、販売台数シェアは4.5%。5月のランキングでもトップを獲得した製品だ。消費電力は114Wで、市場推定価格(以下、価格)は8万4500円。続いて2位は20V型の「LC-20D50-B」で、シェアは4.2%だった。電源回路やバックライトの効率化など、あらゆる構成部品を見直し、消費電力量は55Wと6月に販売実績のあった20V型モデルのなかで2番目に低い。価格は6万2500円。
3位には、32V型の「LC-32DE5-B」がシェア4.1%でランクインした。こちらは6月に販売実績のあった32V型モデルのなかで60Wと最も消費電力が少ない。価格は9万4600円。4位は37V型の「LC-37ES50」で、シェアは3.0%だった。解像度1920×1080のフルハイビジョンパネルを搭載。消費電力は195Wで、価格は13万2800円だ。
5位はソニーの40V型「KDL-40V5(B)」で、シェアは2.9%。こちらもフルハイビジョン表示に対応している。先月のランキングでは6位で、シャープ以外の製品としては5月6月ともに最上位にランクインしている。6月に販売された40V型モデルのなかでは129Wと消費電力が2番目に少ない。価格は15万7700円。
6月のランキングは、5月に引き続き省エネ性能が高いモデルが上位にランクインした。また、直近の6月29日-7月5日の液晶テレビの販売台数・前年同週比は71.9%増を記録。これは、エコポイント制度がスタートしてから2番目に高い伸び率だ。
トップはスタート直後の5月18日-24日の週で76.9%増。6月に入って徐々に伸び率が下がってきていたが、6月19日に環境省がエコポイントの交換商品を発表。金券などとも交換できるという詳細が知られるようになるにつれ、薄型テレビの購入を決める消費者が増え、伸び率の回復につながったようだ。(BCN・武井美野里)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで124品目を対象としています。
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
順位 | メーカー名 | 品名 | 型番 | 画面サイズ | 販売台数シェア (%) |
---|---|---|---|---|---|
1 | シャープ | LC-32E5-B | AQUOS | 32V型 | 4.9 |
2 | シャープ | LC-20D50-B | AQUOS | 20V型 | 4.2 |
3 | シャープ | LC-32DE5-B | AQUOS | 32V型 | 4.1 |
4 | シャープ | LC-37ES50 | AQUOS | 37V型 | 3.0 |
5 | ソニー | KDL-40V5(B) | BRAVIA ブラック | 40V型 | 2.9 |
6 | シャープ | LC-32DX1-B | AQUOS | 32V型 | 2.8 |
7 | シャープ | LC-40AE6 | AQUOS | 40V型 | 2.8 |
8 | 東芝 | 32A8000 | REGZA | 32V型 | 2.6 |
9 | 東芝 | 19A8000(K) | REGZA ムーンブラック | 19V型 | 2.5 |
10 | パナソニック | TH-L32X1-K | VIERA ディープブラック | 32V型 | 2.3 |
「BCNランキング」6月月次 <最大パネル>
1-4位は、シャープの製品が占めた。引き続き「AQUOS」の人気が続いている。1位は32V型の「LC-32E5-B」で、販売台数シェアは4.5%。5月のランキングでもトップを獲得した製品だ。消費電力は114Wで、市場推定価格(以下、価格)は8万4500円。続いて2位は20V型の「LC-20D50-B」で、シェアは4.2%だった。電源回路やバックライトの効率化など、あらゆる構成部品を見直し、消費電力量は55Wと6月に販売実績のあった20V型モデルのなかで2番目に低い。価格は6万2500円。
「LC-32E5-B」と「LC-20D50-B」
3位には、32V型の「LC-32DE5-B」がシェア4.1%でランクインした。こちらは6月に販売実績のあった32V型モデルのなかで60Wと最も消費電力が少ない。価格は9万4600円。4位は37V型の「LC-37ES50」で、シェアは3.0%だった。解像度1920×1080のフルハイビジョンパネルを搭載。消費電力は195Wで、価格は13万2800円だ。
「LC-32DE5-B」と「LC-37ES50」
5位はソニーの40V型「KDL-40V5(B)」で、シェアは2.9%。こちらもフルハイビジョン表示に対応している。先月のランキングでは6位で、シャープ以外の製品としては5月6月ともに最上位にランクインしている。6月に販売された40V型モデルのなかでは129Wと消費電力が2番目に少ない。価格は15万7700円。
KDL-40V5(B)
6月のランキングは、5月に引き続き省エネ性能が高いモデルが上位にランクインした。また、直近の6月29日-7月5日の液晶テレビの販売台数・前年同週比は71.9%増を記録。これは、エコポイント制度がスタートしてから2番目に高い伸び率だ。
トップはスタート直後の5月18日-24日の週で76.9%増。6月に入って徐々に伸び率が下がってきていたが、6月19日に環境省がエコポイントの交換商品を発表。金券などとも交換できるという詳細が知られるようになるにつれ、薄型テレビの購入を決める消費者が増え、伸び率の回復につながったようだ。(BCN・武井美野里)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで124品目を対象としています。
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。