バンダイ、一緒に暮らせる「ドラえもん」、のび太みたいにおしゃべりしよう

ニュース

2009/06/25 19:06

 バンダイは6月25日、「ドラえもん」のアニメ放映30周年を記念して、状況に合わせた反応を示す21世紀型コミュニケーションロボット「Myドラえもん」を、ドラえもんの誕生日である9月3日に発売すると発表した。価格は3万1500円。全国の百貨店、量販店のおもちゃ売り場、インターネット通販などで販売する。

Myドラえもん

 高さ約16.5cmの小型ボディの中に最新の技術を詰め込んだ、ドラえもん型のコミュニケーションロボット。本体に、赤外線LED、近接センサー、光センサー、音響センサー、温度センサーなどを搭載し、その時の状況に合わせた反応をする。各センサーを複合して情報解析を行う「ニューラルネットワーク」を応用した技術により、ドラえもんの顔がユーザーを探して、ユーザーの方を向いておしゃべりをしたり、そのおしゃべりに合わせたリアクションをしたりすることができる。例えば、朝、電気をつけたときは「おはよう」と言い、夜、電気を消したときは「おやすみ」と言う。

 また、独自に開発した、音声認識を使わずにおしゃべりをスムーズにするシステム「スキット」を搭載することで、「明日は晴れるかな?」とドラえもんが話しかけた時のユーザーの反応の違いにより、「そうだよね」もしくは「僕は晴れると思うな」と、話す内容を決めて返答し、ドラえもんとおしゃべりをしている感覚が味わえる。セリフは1300以上。

 目の部分には、おもちゃでは初となるペーパー液晶を採用し、おしゃべりに合った10種類の目の表情を作り、喜怒哀楽を表現する。本体サイズは高さ165×幅129×奥行き105mm、重さ約360g。電源はコイン電池「CR2032」1個。

 主なターゲットは30代の男性・女性で、同社は09年12月末までに1万個販売する計画だという。