キヤノン、バスケット型フォトプリンタの新製品、装飾機能で写真をアレンジ

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2009/06/10 17:31

 キヤノンは6月10日、コンパクトフォトプリンタ「SELPHY(セルフィー)」の新製品として、フレームやカレンダーなど、装飾を使ったプリントができる「CP790」を7月中旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は1万6000円前後の見込み。

CP790

 「SELPHY」は、デジタルカメラなどからパソコンを使わずに写真をプリントできるコンパクトフォトプリンタ。新製品の「CP790」は、「SELPHY CP」シリーズで初めて、フレームやカレンダー、絵日記などの装飾を使ったバリエーション豊かなプリントが楽しめる「おたのしみ印刷」機能を搭載した。

 08年6月に発売した従来機種「CP770」に比べ、プリントスピードを約10%高速化。Lサイズを約39秒でプリントできる。また、用紙搬送などのプリント機構の改善により、ノイズを約20%低減しながら光沢感を向上させた。逆光などで人物が暗くなってしまった写真もきれいにプリントできる「自動写真補正」には、補正時に発生するノイズを低減する「ノイズリダクション機能」を追加した。

 映像エンジン「DIGICII」とプリントエンジン「SELPHYプロセッサー」の2つのプロセッサーからなる「SELPHY DIGIC System」を搭載し、高画質なプリントが可能。プリント方式は昇華型熱転写方式(オーバーコート付き)、プリント解像度は300×300dpi、階調数は256階調/色。プリントサイズは、Lサイズ/ポストカードサイズ/カードサイズなど。

 また、直感的に操作できる「イージースクロールホイール」や3型のカラー液晶モニタを搭載。コンパクトフラッシュ、SD/SDHCカード、miniSDカード、メモリースティック、メモリースティックデュオ、マルチメディアカードなどに対応するカードスロットも装備する。

 キャリングハンドル付きのバスケットを標準で同梱し、本体を含め、用紙・インクなどをまとめて収納できる。本体サイズは幅276.8×奥行き198.0×高さ211.6mm、重さ約1100g。ボディカラーには、明るく優しい印象のライムグリーンを採用した。 adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111366');