東芝、dynabookをポケットに――ドコモの端末「T-01A」、CMに中田英寿さん
東芝は5月28日、NTTドコモ向けの携帯電話09年夏モデルとして開発したスマートフォン「docomo PRO series T-01A」の製品説明会を開催した。説明会には、同製品のプロモーションパートナーとして、元サッカー日本代表で、財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」代表理事の中田英寿さんも登場した。
「T-01A」は、世界で初めて米Qualcomm製のCPU「Snapdragon」を搭載し、OSに「Windows Mobile 6.1」を採用したスマートフォン。タッチ操作に対応した4.1インチの液晶ディスプレイを備え、ワンタッチで起動する「ストライプメニュー」画面や、片手操作の「フローティングパッド」などで、直感的な操作感を実現した。また、東芝製ノートPC「dynabook」の薄型化技術を応用した薄さ9.9mm、重さ129gというスリムなボディも特徴。
能中久嗣・東芝代表執行役副社長は、製品のコンセプトを「1枚の紙のように薄く、軽く、ポケットに入るインターネット」と説明。製品を同社ノートPC「dynabook」の兄弟版という意味も込めて「dynapocket」を名付けたことを発表した。「東芝が世界で初めてノートPCを世に出してから24年。その東芝が『dynapocket』によりモバイルの新しい市場を切り開く」と意気込みを示した。
また、製品の発売と同時に、「T-01A」からワンタッチでアクセスでき、利用シーンに合わせたお勧めアプリなどを提供する「Toshiba Mobile Plaza」を開設することも発表した。アプリへの課金は当面の間は行わない予定だという。
続いて、永田清人・NTTドコモ執行役員は「T-01A」について「ドコモはスマートフォンの販売を05年からやっているが、なかなかタフな市場で、我々としてはあまり強くない分野だと感じている。しかし、今回『T-01A』という物理的にもソフト的にも非常に素晴らしい製品をドコモから発売できることになった。この製品で大きなシェアをとり、市場を開拓していきたいと考えている」と期待を示した。
樋口泰行・マイクロソフト代表執行役社長は「T-01A」に搭載されたOS「Windows Mobile 6.1」について、「Windows PCに近い操作性を実現できることや、フォームファクタを選ばない点が利点。インターネットとの親和性が高いことや、累計で5000万ライセンスを出荷している実績があるように、多様なワークスタイルに対応できる」とその優位性を強調した。
また、200MBのオンラインストレージを提供し、データのWeb上へのバックアップや、Web上のアカウントから電話帳や予定表を更新したりできるサービス「Microsoft My Phone」の日本語ベータ版を提供開始することも明らかにした。
「T-01A」が搭載するCPU「snapdragon」については、山田純・クアルコムジャパン代表執行役会長兼社長が説明。製品の趣旨を「ふんだんなコンピューティングパワーを、ユーザーの皆様にいつでも、どこでも使っていただくことを可能にしたいということ」と説明した上で「『snapdragon』は低消費電力かつハイパフォーマンスを両立させる」とアピールした。また「近日中にはデュアルコアのバージョンもアナウンスできる。さらなる高性能と低消費電力を両立させる」と次世代のCPU開発計画も明らかにした。
商品説明の後、同製品のプロモーションキャラクターに採用された中田英寿さんが登場。CM撮影中に使ってみたという「T-01A」について「なにより大画面なのが使いやすい。また、男性にはわかると思うんですが、カバンをあまり持ち歩かないのでスリムなデザインがいい」と感想を述べた。
その後、中田さんは、代表理事を務める「TAKE ACTION FOUNDATION」の今後の活動について説明。インターネットを活用したクリック募金活動「+1(ワン)クリックアクション」を行うことを発表した。
「+1クリックアクション」は、同財団のホームページから専用ページにアクセスし、ボタンをクリックすることで、国連世界食糧計画(WFP)を通じてアフリカ・ケニアの子どもたちに1クリックごとに1食の学校給食を提供するもの。募金の受け付けは6月17日からスタートし、合計10万食の支援を目標とする。
また「+1クリックアクション」参加者の中から抽選で10人を、12月17日に「ザ・リッツカールトン東京」で開かれる「TAKE ACTION FOUNDATION」の活動報告を兼ねた懇親パーティーに招待する。
モハメッド・サレヒーン・WFP日本事務代表は募金活動について「WFPは現在、全世界でおよそ10億人の人々に食料支援を行っているが、そのうち40%が子どもたちです。子どもたちに給食を支援できれば、彼らが学校で勉強に集中でき、未来の夢を描けるようになります。素晴らしい支援をいただき、感謝します」と述べた。
「T-01A」は、世界で初めて米Qualcomm製のCPU「Snapdragon」を搭載し、OSに「Windows Mobile 6.1」を採用したスマートフォン。タッチ操作に対応した4.1インチの液晶ディスプレイを備え、ワンタッチで起動する「ストライプメニュー」画面や、片手操作の「フローティングパッド」などで、直感的な操作感を実現した。また、東芝製ノートPC「dynabook」の薄型化技術を応用した薄さ9.9mm、重さ129gというスリムなボディも特徴。
T-01A
能中久嗣・東芝代表執行役副社長は、製品のコンセプトを「1枚の紙のように薄く、軽く、ポケットに入るインターネット」と説明。製品を同社ノートPC「dynabook」の兄弟版という意味も込めて「dynapocket」を名付けたことを発表した。「東芝が世界で初めてノートPCを世に出してから24年。その東芝が『dynapocket』によりモバイルの新しい市場を切り開く」と意気込みを示した。
能中久嗣・東芝代表執行役副社長
また、製品の発売と同時に、「T-01A」からワンタッチでアクセスでき、利用シーンに合わせたお勧めアプリなどを提供する「Toshiba Mobile Plaza」を開設することも発表した。アプリへの課金は当面の間は行わない予定だという。
続いて、永田清人・NTTドコモ執行役員は「T-01A」について「ドコモはスマートフォンの販売を05年からやっているが、なかなかタフな市場で、我々としてはあまり強くない分野だと感じている。しかし、今回『T-01A』という物理的にもソフト的にも非常に素晴らしい製品をドコモから発売できることになった。この製品で大きなシェアをとり、市場を開拓していきたいと考えている」と期待を示した。
永田清人・NTTドコモ執行役員
樋口泰行・マイクロソフト代表執行役社長は「T-01A」に搭載されたOS「Windows Mobile 6.1」について、「Windows PCに近い操作性を実現できることや、フォームファクタを選ばない点が利点。インターネットとの親和性が高いことや、累計で5000万ライセンスを出荷している実績があるように、多様なワークスタイルに対応できる」とその優位性を強調した。
また、200MBのオンラインストレージを提供し、データのWeb上へのバックアップや、Web上のアカウントから電話帳や予定表を更新したりできるサービス「Microsoft My Phone」の日本語ベータ版を提供開始することも明らかにした。
「T-01A」が搭載するCPU「snapdragon」については、山田純・クアルコムジャパン代表執行役会長兼社長が説明。製品の趣旨を「ふんだんなコンピューティングパワーを、ユーザーの皆様にいつでも、どこでも使っていただくことを可能にしたいということ」と説明した上で「『snapdragon』は低消費電力かつハイパフォーマンスを両立させる」とアピールした。また「近日中にはデュアルコアのバージョンもアナウンスできる。さらなる高性能と低消費電力を両立させる」と次世代のCPU開発計画も明らかにした。
(左から)岡本光正・東芝モバイルコミュニケーション社長、永田執行役員、能中副社長、樋口泰行・マイクロソフト代表執行役社長、山田純・クアルコムジャパン代表執行役会長兼社長
商品説明の後、同製品のプロモーションキャラクターに採用された中田英寿さんが登場。CM撮影中に使ってみたという「T-01A」について「なにより大画面なのが使いやすい。また、男性にはわかると思うんですが、カバンをあまり持ち歩かないのでスリムなデザインがいい」と感想を述べた。
中田英寿さん
その後、中田さんは、代表理事を務める「TAKE ACTION FOUNDATION」の今後の活動について説明。インターネットを活用したクリック募金活動「+1(ワン)クリックアクション」を行うことを発表した。
「+1クリックアクション」は、同財団のホームページから専用ページにアクセスし、ボタンをクリックすることで、国連世界食糧計画(WFP)を通じてアフリカ・ケニアの子どもたちに1クリックごとに1食の学校給食を提供するもの。募金の受け付けは6月17日からスタートし、合計10万食の支援を目標とする。
「+1クリックアクション」
また「+1クリックアクション」参加者の中から抽選で10人を、12月17日に「ザ・リッツカールトン東京」で開かれる「TAKE ACTION FOUNDATION」の活動報告を兼ねた懇親パーティーに招待する。
モハメッド・サレヒーン・WFP日本事務代表は募金活動について「WFPは現在、全世界でおよそ10億人の人々に食料支援を行っているが、そのうち40%が子どもたちです。子どもたちに給食を支援できれば、彼らが学校で勉強に集中でき、未来の夢を描けるようになります。素晴らしい支援をいただき、感謝します」と述べた。
岡本光正・東芝モバイルコミュニケーション社長と握手する中田さん