三洋電機、“水”がテーマの「Xacti」は無線でデータ転送可、5周年記念で
JIS防水保護等級「IPX8」相当の防水性能を備え、海や川、プールなど、水深3mまで撮影できる。有効110万画素の1/6型CMOSセンサーを搭載し、最大1600×1200ピクセルの静止画と、1280×720ピクセルのハイビジョン動画を記録できる。35mmフィルムカメラ換算で43-1290mmの光学30倍ズームレンズも備える。
操作面では、本体背面にある通常の「Recボタン」のほか、本体側面に「Sub Recボタン」を設け、水中での使用時や撮影アングルに応じて使い分けができるよう配慮した。
また、無線LAN内蔵SDカード「Eye-Fiカード」に対応。あらかじめ設定したパソコンに、ケーブル接続やSDカードの抜き差しなしに、写真データを直接転送することができる。また、動画に対応するEye-Fiカード「Eye-Fi Share Video」を使用すれば、写真だけでなく、動画もパソコンに自動転送・保存することが可能。
「Eye-Fiカード」の連動機能を備え、データの自動転送機能のオン/オフや、アクセスポイントの設定などがカメラ本体で行える。また、本体の電池残量によって、自動転送機能を自動でオフにする機能も搭載。無線伝送による電池消費を抑える。
そのほか、2.5型の液晶モニタを備える。内蔵メモリは約43MBで、外部メモリはSD/SDHCカードに対応する。本体サイズは、幅58.7×奥行き112.4×高さ62.8mm、重さ約311g。カラーは水をイメージするブルーを採用した。
環境に配慮し、同梱する基本取扱説明書のページ数を約60%削減、付属のAVケーブルを省略、さらに、単色刷りにより使用インクを削減した茶ダンボール外装の「エコスタイルパッケージ」を採用する。
発表会で、藤田日出人・デジタルシステムカンパニー DI事業部 DI企画部 課長は、限定モデルのコンセプトについて、「『エコスタイルパッケージ』を採用するなど、きれいな水、きれいな海への感謝の気持ちを込めた」と語った。
続いて、北京オリンピック競泳女子100m背泳ぎで銀メダル、400mリレーで銅メダルを獲得した中村真衣さんが登場。現在、水泳教室のコーチと勤め、普段から「Xacti」の防水対応モデル「DMX-CA8」を使用している。「『Xacti』は水中で撮影できるのでとても便利。生徒の泳いでいる姿を撮影して、フォームの改善にも役立てています。最近スキューバーダイビングの免許も取ったので、海でも使っています」と「Xacti」の使用スタイルを明かしてくれた。