日本プラントロニクス、最大50m離れて通話できる法人向け無線ヘッドセット
「Savi Talk」は、ノイズを軽減したクリアな音質で、固定電話から最大50m離れて通話できることが特徴。応答、切断、音量調節などの操作はすべて本体のボタン一つで切り換える。128ビットの暗号化通信により、外部からの盗聴を防ぐ効果もあるという。
発表会では、通話をしながらパソコン内のファイルを探したり、離れた場所にある資料を探したりするシーンを、受話器を片手に持って行うパターンと、「Savi Talk」を使ったパターンを実演。コールセンターだけでなく、ワイヤレスヘッドセットを一般のオフィスで使用することで、業務効率の向上が図れることをアピールした。
「Savi Talk」は、アジアの無線通信周波数の2.4GHz帯を採用した「アジア市場に向けに投入する製品」(村田浩志社長)。こうしたワイヤレスヘッドセットは今後、「中国を中心にアジア市場で大きな成長が見込める」という。
特に日本市場では、04年に道路交通法改正で運転中の携帯電話の通話に罰則ができたことから、携帯電話のハンズフリー通話の認知度が年々拡大し、ここにきて「やっと『ヘッドセット』という名前がなじんできた」と、村田社長は拡販に向けた期待を述べた。
今後は、コールセンターなどの特定業種だけでなく、旅行代理店、法律事務所、一般オフィスをターゲットに需要を掘り起こしていく狙い。