エフセキュア、セキュリティ調査結果、ウイルス対策ソフトの利用率は9割に

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2009/04/14 15:11

 エフセキュア(桜田仁隆代表取締役)は、インターネットの安全性に関する年次調査「Online Wellbeing」を3月に実施、調査結果を公表した。

 調査は、ヤフーバリューインサイトが手がける「Yahoo!リサーチ」で20-40歳のインターネット利用者200人を対象に実施した。主要な結果では、まず約90%のインターネット利用者が、ウイルス対策ソフトを利用済みであることが分かった。ただ、その一方でセキュリティ脅威に関する知識は他国に比べて低い結果で、最新版の定義ファイルをアップデートしている人は約半数であった。

 別の項目では、約40%がクレジットカードによるオンライン決済の安全性を信頼していることがわかった。しかし、フィッシング詐欺を見抜く自信がある人は22.5%にとどまり、調査対象国中最低。子どもがインターネットを利用する際に安全だと思うと回答した人もわずか8%で、これも調査対象国中最も低かった。

 このほか、パソコンに保存するコンテンツを失うことを恐れている人は62%で、実際に失ったことがある人は30%存在した。月に1回以上データをバックアップする人は32.5%。他国と比べてUSBメモリを利用する人が少なく、ハードディスクとCD-ROMに頼っている人が多かったことなどが分かった。

 今回の調査は、エフエキュアのフィンランド本社が同様の調査を欧米・アジア8か国で実施したことを受けて、日本でも行ったもの。