新生活のおともに、ユーザータイプ別に見るノートPCランキング
多くの人が新生活を迎える春。引越しのトラックを見ると何故かソワソワしたり、新しいことを始めたくなる人もいるのでは? 今回は、いますぐPCの購入を検討している人、新入学生や新社会人など、これから新しい生活をスタートする人向けに、ユーザータイプ別のノートPCのランキングを紹介しよう。
たくさんの機能やソフトがあっても使いこなせない。とりあえず、メールとインターネットさえできればいい。安ければなおいい!! そんな人は、昨年から話題になっている低価格のモバイルノートPC「ミニノートPC」はいかがだろうか。
価格は大体5-6万円ぐらい。また、通信端末を購入し、新規にキャリアと契約することで、PC本体の価格が安くなるキャンペーンも実施されている。これらのキャンペーンを上手に活用すれば、わずか100円で購入することも可能だ。
しかし、CD/DVDドライブが搭載されていない、CPUの処理能力が低いなど、通常のノートPCに比べ、スペック面で劣ることは心に留めておこう。オフィスソフトがプリインストールされていないモデルも多い。また、メモリも増設できないことがあるので、注意しよう。
それでは早速、ミニノートPCのランキングを見ていこう。集計対象は液晶ディスプレイのサイズが10.2型以下のノートPCで、カラーバリエーションは合算して集計した。
3月第1週(09年3月2日-3月8日)のミニノートPC1位は、日本エイサーの「Aspire one」シリーズの「AOA150-B_1」だった。解像度1024×600ドットの8.9型液晶を搭載。本体カラーはサファイアブルー、シーシェルホワイト、ギャラクシーブラック、コーラルピンクとゴールデンブラウンの5色。「AOA150-B_1」はオフィスソフトは非搭載だが、4位に「Office Personal 2007」搭載モデル「AOA150-Bdom」もランクインしている。
2位は、10.1型ワイド液晶を搭載したレノボ・ジャパンの「IdeaPad S10e(4068A_J)」。1GBメモリ、160GBのHDDを搭載し、OSはWindows XP Home Edition(SP3)。本体カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色。
3位はASUSの「EeePC」シリーズから10型ワイド液晶を搭載した「EEEPC1000H-X」が入った。メモリは1GB、HDDは160GBで、本体カラーはファインエボニー、パールホワイトの2色。ちなみに、1位から3位まで、いずれもCD/DVDドライブを装備していない。市販のパッケージソフトをインストールする場合は、外付けCD/DVDドライブを別途用意するか、最近増えつつあるUSBメモリに収録されたソフトなどを利用しよう。
ミニノートPCは便利で安いけれど、ちょっと物足りない。サブマシンではなく、メインマシンとして使えるPCがほしい。でも価格は抑えたい!! そんな人には、エントリーモデルがお勧めだ。今回はA4サイズで、オフィスソフトを搭載し、さらに税別平均単価が10万円以下のモデルをピックアップしてみた。
エントリーモデルといっても、標準で2GBまたは4GBのメモリを搭載し、DVDドライブを装備したモデルがほとんど。OSにはWindows Vistaを搭載し、オフィスソフトも最新版をプリインストール。後で紹介するテレビパソコン(テレパソ)ほどではないが、ミニノートPCと比べるとスペックは高く、日常使いのPCとして十分に活用できるだろう。
同じく3月第1週のエントリーモデルの1位は、15.4型ワイド液晶を搭載した東芝の「PAEX33HLP」。新シリーズ「dynabok EX」シリーズのCeleronモデルで、2GBメモリ、250GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。
2位は富士通の「FMVNFC40」。15.6型ワイド液晶、2GBメモリ、320GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。また3位は、東芝の「PATX64HLP」で、15.4型ワイド液晶、4GBメモリ、250GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを備える。
テレビとPCを同時に買いたいが、置くスペースやお金が足りない。そんな人は地上デジタルチューナーを搭載し、ノートPCの液晶画面で地上デジタル放送を視聴できる「テレパソ」はいかがだろうか。
チューナー搭載モデルは、リアルタイムでテレビが見られるだけではなく、内蔵HDDにテレビ番組を録画することも可能。つまり、1台でPC・テレビ・レコーダーの3役をこなすことができる。たいていの場合、リモコンが付属し、通常のテレビやレコーダーのように使えるのも魅力だ。とはいえ、テレビを見るためにPCを立ち上げなくてはならないので、使い勝手の点では多少の不便さがある。
3月第1週のテレパソの1位は、BDドライブを搭載したソニーの「VGN-FW72JGB」だった。16.4型ワイド液晶、4GBメモリ、320GBのHDDを搭載する。地上デジタルチューナーを2基搭載しているため、地デジの2番組同時録画も可能だ。
2、3位は東芝の「Qosmio」シリーズで、2009年春モデルの「PQF5086HLR」、2008年秋冬モデルの「PQF4086GLR」が続いた。どちらも15.4型ワイド液晶、250GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブ、地上デジタルチューナー1基を搭載。さらに、新製品の「PQF5086HLR」は、4GBのメモリを内蔵する。
今回は3タイプのノートPCのランキングを紹介したが、このほか、軽くて衝撃に強いSSD搭載モデル、手軽にテレビ電話ができるWebカメラ搭載モデルなどもある。製品選びに迷ったら、こだわりたいポイントを1つか2つ決めて、該当するモデルを比較してみるといいだろう。さぁ、新しい生活を、新PCと一緒に送ってみよう。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで123品目を対象としています。
とにかくメールやネットさえできればいい!
たくさんの機能やソフトがあっても使いこなせない。とりあえず、メールとインターネットさえできればいい。安ければなおいい!! そんな人は、昨年から話題になっている低価格のモバイルノートPC「ミニノートPC」はいかがだろうか。
価格は大体5-6万円ぐらい。また、通信端末を購入し、新規にキャリアと契約することで、PC本体の価格が安くなるキャンペーンも実施されている。これらのキャンペーンを上手に活用すれば、わずか100円で購入することも可能だ。
しかし、CD/DVDドライブが搭載されていない、CPUの処理能力が低いなど、通常のノートPCに比べ、スペック面で劣ることは心に留めておこう。オフィスソフトがプリインストールされていないモデルも多い。また、メモリも増設できないことがあるので、注意しよう。
それでは早速、ミニノートPCのランキングを見ていこう。集計対象は液晶ディスプレイのサイズが10.2型以下のノートPCで、カラーバリエーションは合算して集計した。
3月第1週(09年3月2日-3月8日)のミニノートPC1位は、日本エイサーの「Aspire one」シリーズの「AOA150-B_1」だった。解像度1024×600ドットの8.9型液晶を搭載。本体カラーはサファイアブルー、シーシェルホワイト、ギャラクシーブラック、コーラルピンクとゴールデンブラウンの5色。「AOA150-B_1」はオフィスソフトは非搭載だが、4位に「Office Personal 2007」搭載モデル「AOA150-Bdom」もランクインしている。
2位は、10.1型ワイド液晶を搭載したレノボ・ジャパンの「IdeaPad S10e(4068A_J)」。1GBメモリ、160GBのHDDを搭載し、OSはWindows XP Home Edition(SP3)。本体カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色。
3位はASUSの「EeePC」シリーズから10型ワイド液晶を搭載した「EEEPC1000H-X」が入った。メモリは1GB、HDDは160GBで、本体カラーはファインエボニー、パールホワイトの2色。ちなみに、1位から3位まで、いずれもCD/DVDドライブを装備していない。市販のパッケージソフトをインストールする場合は、外付けCD/DVDドライブを別途用意するか、最近増えつつあるUSBメモリに収録されたソフトなどを利用しよう。
上からエイサーの「AOA150-B_1」、
レノボの「4068A_J」、ASUSの「EEEPC1000H-X」
レノボの「4068A_J」、ASUSの「EEEPC1000H-X」
ミニノートPCでは物足りない、でも安さは重視したい!
ミニノートPCは便利で安いけれど、ちょっと物足りない。サブマシンではなく、メインマシンとして使えるPCがほしい。でも価格は抑えたい!! そんな人には、エントリーモデルがお勧めだ。今回はA4サイズで、オフィスソフトを搭載し、さらに税別平均単価が10万円以下のモデルをピックアップしてみた。
エントリーモデルといっても、標準で2GBまたは4GBのメモリを搭載し、DVDドライブを装備したモデルがほとんど。OSにはWindows Vistaを搭載し、オフィスソフトも最新版をプリインストール。後で紹介するテレビパソコン(テレパソ)ほどではないが、ミニノートPCと比べるとスペックは高く、日常使いのPCとして十分に活用できるだろう。
同じく3月第1週のエントリーモデルの1位は、15.4型ワイド液晶を搭載した東芝の「PAEX33HLP」。新シリーズ「dynabok EX」シリーズのCeleronモデルで、2GBメモリ、250GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。
2位は富士通の「FMVNFC40」。15.6型ワイド液晶、2GBメモリ、320GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。また3位は、東芝の「PATX64HLP」で、15.4型ワイド液晶、4GBメモリ、250GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを備える。
上から東芝の「PAEX33HLP」、
富士通の「FMVNFC40」、東芝の「PATX64HLP」
富士通の「FMVNFC40」、東芝の「PATX64HLP」
テレビもPCも欲しい、部屋を広く使いたい!
テレビとPCを同時に買いたいが、置くスペースやお金が足りない。そんな人は地上デジタルチューナーを搭載し、ノートPCの液晶画面で地上デジタル放送を視聴できる「テレパソ」はいかがだろうか。
チューナー搭載モデルは、リアルタイムでテレビが見られるだけではなく、内蔵HDDにテレビ番組を録画することも可能。つまり、1台でPC・テレビ・レコーダーの3役をこなすことができる。たいていの場合、リモコンが付属し、通常のテレビやレコーダーのように使えるのも魅力だ。とはいえ、テレビを見るためにPCを立ち上げなくてはならないので、使い勝手の点では多少の不便さがある。
3月第1週のテレパソの1位は、BDドライブを搭載したソニーの「VGN-FW72JGB」だった。16.4型ワイド液晶、4GBメモリ、320GBのHDDを搭載する。地上デジタルチューナーを2基搭載しているため、地デジの2番組同時録画も可能だ。
2、3位は東芝の「Qosmio」シリーズで、2009年春モデルの「PQF5086HLR」、2008年秋冬モデルの「PQF4086GLR」が続いた。どちらも15.4型ワイド液晶、250GBのHDD、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブ、地上デジタルチューナー1基を搭載。さらに、新製品の「PQF5086HLR」は、4GBのメモリを内蔵する。
上からソニーの「VGN-FW72JGB」、
東芝の「PQF5086HLR」、「PQF4086GLR」
東芝の「PQF5086HLR」、「PQF4086GLR」
今回は3タイプのノートPCのランキングを紹介したが、このほか、軽くて衝撃に強いSSD搭載モデル、手軽にテレビ電話ができるWebカメラ搭載モデルなどもある。製品選びに迷ったら、こだわりたいポイントを1つか2つ決めて、該当するモデルを比較してみるといいだろう。さぁ、新しい生活を、新PCと一緒に送ってみよう。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで123品目を対象としています。