【月イチ・ランキング】BDレコーダー、パナソニックの新製品がランクインするも1位は変わらず
先月から開始した、BDレコーダーの月間ランキング。1月はシャープの「BD-HD22」がトップを獲得。2月はパナソニックが新製品4機種を投入した。さて、ランキングはどう動いたか? 早速「BCNランキング」を使って、2月のBDレコーダーの売れ筋をみていこう。
1位は、1月と変わらず、シャープの「BD-HD22」。2か月連続でトップに輝いた。HDD容量250GBのシングルチューナーモデルで、市場推定価格(以下、価格)は7万6900円。なお、すでにHDD容量を320GBに増やし、機能を強化した後継モデル「BD-HDS32」の発売が発表されている。発売時期は4月下旬の予定。(関連記事:シャープ、フルHD画質のまま7倍の長時間録画ができるBDレコーダー4機種)
2位は、先月の4位から2ランクアップを果たしたソニーの「BDZ-T55」だった。こちらもシングルチューナーモデルで、HDD容量は320GB。価格は8万1400円。
今回のランキングで注目したいのは、5位の「DMR-BW750」をはじめ、上位10位以内に3機種ランクインしたパナソニックの新製品。20位に入った最上位モデル「DMR-BW950」を含め、新製品4機種とも、「アドバンスドAVCエンコーダー」を搭載し、50GBのBDメディアに最大24時間のフルHD録画が可能。そのほか、録画番組をSDカードに書き出し、ワンセグ対応のポータブルテレビや携帯電話で視聴できる「ワンセグ持ち出し」や、映像配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロードサービス」、「BD-Live」に対応するなど、豊富なネットワーク機能を備える。(関連記事:パナソニック、録画した番組をSDカードで持ち出せる新「ブルーレイDIGA」)
価格は、250GBのシングルチューナーモデル「DMR-BR550」が9万600円、デジタル放送の2番組同時録画が可能なダブルチューナーモデルで、HDD容量320GBの「DMR-BW750」が12万1700円、500GBの「DMR-BW850」が14万7700円、1TBの「DMR-BW950」が21万4000円。
さまざまなネットワーク機能のうち、おそらく知らない人が多いと思われる、「BD-Live」について簡単に説明しよう。BD-Liveとは、インターネット回線を利用したネットワーク機能のことで、たとえば、レコーダーをインターネットに接続し、BD-Live対応ソフトを再生すると、最新映画の予告編や特典映像といった、追加コンテンツをダウンロードできる。(関連記事:DEGジャパン、第1回ブルーレイ大賞に「ダークナイト」を選出)
「BD-Live」を楽しむには、インターネット接続環境と、BD-Liveに対応したBDレコーダーまたはBDプレーヤーが必要。ただし、レコーダーの場合、対応モデルが登場したのは08年秋以降で、すべてが対応しているわけではないので注意しよう。BD-Live対応ソフト自体まだ少ないが、市販のBDソフトも楽しむつもりなら、「BD-Live」対応かどうかは、ぜひ忘れずに確認してもらいたい。(BCN・津江昭宏)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで123品目を対象としています。
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
順位 | メーカー名 | シリーズ名 | HDD容量 (GB) | チューナー数 |
---|---|---|---|---|
1 | シャープ | BD-HD22 | 250 | 地上デジタル/BS/CS×1 |
2 | ソニー | BDZ-T55 | 320 | 地上デジタル/BS/CS×1 |
3 | シャープ | BD-HDW22 | 250 | 地上デジタル/BS/CS×2 |
4 | シャープ | BD-HDW25 | 500 | 地上デジタル/BS/CS×2 |
5 | パナソニック | DMR-BW750-K | 320 | 地上デジタル/BS/CS×2 |
6 | パナソニック | DMR-BR550-K | 250 | 地上デジタル/BS/CS×1 |
7 | ソニー | BDZ-T75 | 320 | 地上デジタル/BS/CS×2 |
8 | パナソニック | DMR-BW850-K | 500 | 地上デジタル/BS/CS×2 |
9 | ソニー | BDZ-L95 | 500 | 地上デジタル/BS/CS×2 |
10 | パナソニック | DMR-BR500-K | 250 | 地上デジタル/BS/CS×1 |
「BCNランキング」 09年2月月次 <最大パネル>
1位は、1月と変わらず、シャープの「BD-HD22」。2か月連続でトップに輝いた。HDD容量250GBのシングルチューナーモデルで、市場推定価格(以下、価格)は7万6900円。なお、すでにHDD容量を320GBに増やし、機能を強化した後継モデル「BD-HDS32」の発売が発表されている。発売時期は4月下旬の予定。(関連記事:シャープ、フルHD画質のまま7倍の長時間録画ができるBDレコーダー4機種)
シャープ「BD-HD22」
2位は、先月の4位から2ランクアップを果たしたソニーの「BDZ-T55」だった。こちらもシングルチューナーモデルで、HDD容量は320GB。価格は8万1400円。
ソニー「BDZ-T55」
今回のランキングで注目したいのは、5位の「DMR-BW750」をはじめ、上位10位以内に3機種ランクインしたパナソニックの新製品。20位に入った最上位モデル「DMR-BW950」を含め、新製品4機種とも、「アドバンスドAVCエンコーダー」を搭載し、50GBのBDメディアに最大24時間のフルHD録画が可能。そのほか、録画番組をSDカードに書き出し、ワンセグ対応のポータブルテレビや携帯電話で視聴できる「ワンセグ持ち出し」や、映像配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロードサービス」、「BD-Live」に対応するなど、豊富なネットワーク機能を備える。(関連記事:パナソニック、録画した番組をSDカードで持ち出せる新「ブルーレイDIGA」)
パナソニック「DMR-BW850」
価格は、250GBのシングルチューナーモデル「DMR-BR550」が9万600円、デジタル放送の2番組同時録画が可能なダブルチューナーモデルで、HDD容量320GBの「DMR-BW750」が12万1700円、500GBの「DMR-BW850」が14万7700円、1TBの「DMR-BW950」が21万4000円。
さまざまなネットワーク機能のうち、おそらく知らない人が多いと思われる、「BD-Live」について簡単に説明しよう。BD-Liveとは、インターネット回線を利用したネットワーク機能のことで、たとえば、レコーダーをインターネットに接続し、BD-Live対応ソフトを再生すると、最新映画の予告編や特典映像といった、追加コンテンツをダウンロードできる。(関連記事:DEGジャパン、第1回ブルーレイ大賞に「ダークナイト」を選出)
「BD-Live」を楽しむには、インターネット接続環境と、BD-Liveに対応したBDレコーダーまたはBDプレーヤーが必要。ただし、レコーダーの場合、対応モデルが登場したのは08年秋以降で、すべてが対応しているわけではないので注意しよう。BD-Live対応ソフト自体まだ少ないが、市販のBDソフトも楽しむつもりなら、「BD-Live」対応かどうかは、ぜひ忘れずに確認してもらいたい。(BCN・津江昭宏)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで123品目を対象としています。
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。