パナソニック、小雪も絶賛!! デジタルネットワーク時代にふさわしいテレビ
発表会では、薄型テレビ「ビエラ」を「コミュニケーションインターフェースの核」(西口史郎・デジタルAVCマーケティング本部本部長)として位置づけ、ビエラリンクに対応する同社のDVDレコーダー「DIGA(ディーガ)」や、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」、ファクス「おたっくす」、防犯カメラ「どこでもドアホン」を繋げて利用シーンを披露。「ディーガ」の待機消費電力モードを自動で切り替える省電力化機能の強化や、「おたっくす」に届いたファクスをSDカードに保存して、ビエラで観るなど、「テレビは観るから使うへ進化していく」(同)と、テレビで変わる暮らしを提案した。
今回発表したのは、ワイヤレス伝送に対応し、薄さ約24.7mmのプラズマテレビ「Zシリーズ」、チューナー内蔵で薄さ約49.4mmの「Vシリーズ」、「Zシリーズ」「Vシリーズ」ほどの薄型ではないが同様の高画質化を図った「Gシリーズ」の3シリーズ。「Zシリーズ」は、プラズマの46、50、54V型の3機種、「Vシリーズ」は、プラズマの42、46、50V型と液晶の32、37V型の計5機種、「Gシリーズ」は、プラズマの42、46、50V型と、液晶の32、37V型の計5機種。
「Zシリーズ」は、テレビ本体とチューナーが分離しているタイプ。別売りのワイヤレスユニットを接続することで、アンテナケーブルの位置に左右されないレイアウトができる。フルHDの画像を圧縮せずにワイヤレスで伝送できる技術「WirelessHD規格」を採用している。
プラズマの全機種には、新開発の「ネオ・プラズマパネル」を搭載することで、パネルの発光効率を上げて省電力化したほか、放電を低減する効果によりコントラスト比は「世界最高の4万対1を実現」した。また、動画解像度の向上に力を入れ、「静止画並み」の1080本を実現した。
価格はすべてオープンで、実勢価格はワイヤレス伝送に対応した50V型「TH-P50Z1」が60万円前後、別売りのワイヤレスユニットは6万円前後。50V型「TH-P50V1」が40万円前後、50V型「TH-P50G1」が35万円前後。発売日は、「Zシリーズ」が4月20日、「Vシリーズ」の液晶テレビ2機種が4月15日、そのほかは3月1日。
記者発表会の最後に西口本部長は、「(アナログ放送が終了する)2011年を控え、薄型テレビ、BDレコーダーは、恵まれた市場。不景気を吹き飛ばしたい」と、市場拡大に向けた期待を述べた。