日本ビクター、世界最小・最軽量のフルHD対応デジタルビデオカメラ

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2009/01/15 17:10

 日本ビクターは1月15日、デジタルビデオカメラ「Everio(エブリオ)」シリーズの新モデルとして、フルハイビジョン(フルHD)撮影に対応したコンパクトな「GZ-HD320」と「GZ-HD300」を2月上旬に発売すると発表した。いずれも価格はオープン。

女性の手にも収まる「GZ-HD300」

 実勢価格は、120GBのHDDを内蔵する上位モデル「GZ-HD320」が12万円前後、60GBのHDDを内蔵する「GZ-HD300」が11万円前後の見込み。カラーは「GZ-HD320」がクリアブラックのみで、「GZ-HD300」はルージュレッド、ロイヤルブルー、プレシャスシルバーの3色を用意する。

前と後ろ右=「GZ-HD300」 後ろ左=「GZ-HD320」

 「持っても、キレイ。撮っても、キレイ。」をコンセプトに開発。両機種とも本体サイズは幅53×高さ68×奥行き113mm、重さ約325gとコンパクトに仕上げ、HDD内蔵のハイビジョンビデオカメラとして、世界最小・最軽量を実現した。

 タッチ操作に対応した2.7型ワイド液晶と、有効画素数が動画/静止ともに116万画素のCMOSセンサーを搭載。被写体の顔を検出できる「顔検出」機能を搭載するほか、光学20倍ズームの新開発コニカミノルタオプト製スリムレンズも備える。

 1920×1080画素のフルHD画質での記録が可能で、内蔵HDDのみで「GZ-HD320」が最長50時間、「GZ-HD300」が最長25時間のフルHD録画が可能。外部メディアとしてmicroSD/SDHCカードにも対応し、撮影フォーマットはAVCHDのみ。また、新開発の画像処理エンジン「HDギガブリッドPremium」を搭載し、AVCHD規格の最高記録レートにあたる24Mbpsでの記録も可能。

 そのほか、付属の動画編集ソフト「Everio MediaBrowser HD Edition」を利用して、撮影した動画をワンタッチでYouTubeやiTunesにアップロードできる機能を追加した。

堀伸生・取締役 カムコーダー事業部長

 堀伸生・取締役 カムコーダー事業部長は、「新モデルは小さくて軽く、簡単に高画質な映像を撮ることができ、ユーザーのニーズに応えられる製品だと思う。『Everio』でハイビジョンをさらに広めていきたい」と意気込みを示した。

左=別宮利佳子・デザインセンター 商品デザイングループ デザイナー
右=福島麻梨子・カムコーダー事業部 技術部 電機グループ

 また、女性を意識したモデルとあって、技術面とデザインはともに女性が担当。福島麻梨子・カムコーダー事業部 技術部 電機グループは、「女性が持っても違和感のないものにしたかった。常に身近に置いておきたい製品になったと思う」とコメント。

 一方、別宮利佳子・デザインセンター 商品デザイングループ デザイナーは、「ズームなどの操作は、液晶モニタ横のスライダーをタッチして楽しく行え、爪の長い女性でも操作できます。また、手首にもかけられる『2way ストラップ・グリップベルト』を採用しているので、両手を空けることができ、子供連れのお母さんでも安心です」と、女性に嬉しい機能を紹介した。