流行語大賞や年間ヒット商品の発表など、1年間を振り返る話題が多いこの時期。当サイトも、注目アイテムの売れ筋ランキングでこの1年を振り返ってみようと思う。今年人気だったデジタル一眼はどれなのか？　ランキングをとくとご覧あれ。


　では、2008年1月1日-12月21日のデジタル一眼の売れ筋ランキングをチェックしていこう。なお、シリーズ別として、カラーバリエーションや付属レンズなど同梱品の違いは合算して集計している。

　まずは1位-10位。ほとんどキヤノンとニコンの2強争いといった感じだが、7位と9位にはソニーの「α（アルファ）」シリーズがランクインした。1位のキヤノン「EOS Kiss X2」 （レビュー：入門機を超えた！　発売直前のデジ一眼、キヤノン「EOS Kiss X2」徹底試用）、2位のニコン「D60」をはじめ、上位はやはり低価格なエントリーモデルが並ぶ。とくに4位のニコン「D40」、5位のキヤノン「EOS KissデジタルX」は、ともに06年に発売した製品で、いまだに人気が高いことに驚く。

左＝キヤノン「EOS Kiss X2」　右＝ニコン「D60」

　中級モデルでは、10位にランクインしたニコン「D90」に注目したい。08年9月に発売され、一眼レフで初めて動画撮影機能を搭載したことで話題になった製品だ。(レビュー：一眼レフカメラのトレンドは動画撮影機能!?　ニコン「D90」の動画を試した)

ニコン「D90」

　続いて11位-20位には、パナソニックやオリンパスなどのエントリーモデルがランクインした。中でも個性的なのが、16位に入ったパナソニックの「LUMIX G1」。デジタル一眼の新規格「マイクロフォーサーズシステム」を採用し、ミラーなどを取り除いた軽くてコンパクトなボディが特徴で、CMキャラクターに女優を採用するなど、女性を意識した製品となっている。

パナソニック「LUMIX G1」

　08年は、一眼レフ初の動画撮影機能を搭載したモデルや、フルサイズのCMOSセンサーを搭載したモデルが登場するなど、話題に事欠かなかった。09年はどんな製品が登場し、人気になるのだろうか。今から非常に楽しみだ。（BCN・武井美野里）


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