ジャストシステム、ストレージやATOKのネット戦略加速
ジャストシステム(浮川和宣社長)は、インターネットでのサービス提供を加速させる。オンラインストレージサービスの機能拡充や、日本語変換ソフト「ATOK」を月額定額で使えるサービスなど、自社パッケージソフトとネットサービスを組み合わせた新商材を相次いで投入。パッケージソフトビジネスとの相乗効果を高めることでビジネス拡大を目指す。
今年9月から始めたATOKの定額サービス(月額300円)は、「当初予定していた売り上げの2~3倍でとどまらないほど引き合いが強い」(浮川社長)と好調だ。パソコン販売店でのパッケージ販売も伸びており、ATOK関連ビジネスは上期(4~6月期)で1.5倍ほど増えた。ネットとパッケージのビジネスを両立させるノウハウは、インターネットディスクやATOKなどのサービスで着実に蓄積している。今後もネット戦略を推し進めることで、新しいビジネスモデルの確立を急ぐ。
オンラインストレージサービスは、個人のパソコンに保存された一太郎などのファイルを保存したり、バックアップしたりする「インターネットディスク」サービス。2009年4月からは容量無制限のオンラインバックアップ機能を追加する。あらかじめ指定しておいたフォルダやファイルをネット上の専用領域にバックアップし、不意のパソコン破損やデータ消失時に復元できる。自社パッケージソフトにオンラインの有料サービスを組み合わせることで他社との差別化や収益力向上につなげる。
今年9月から始めたATOKの定額サービス(月額300円)は、「当初予定していた売り上げの2~3倍でとどまらないほど引き合いが強い」(浮川社長)と好調だ。パソコン販売店でのパッケージ販売も伸びており、ATOK関連ビジネスは上期(4~6月期)で1.5倍ほど増えた。ネットとパッケージのビジネスを両立させるノウハウは、インターネットディスクやATOKなどのサービスで着実に蓄積している。今後もネット戦略を推し進めることで、新しいビジネスモデルの確立を急ぐ。
※週刊BCN 2008年12月15日付 Vol.1264より転載