KDDI、音楽機能に特化したウォークマンフォン、小栗旬や倖田來未も絶賛

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2008/12/08 19:24

 KDDIは12月8日、携帯電話ブランド「au」に、本格的な音楽機能を搭載した端末「Walkman Phone, Xmini」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を12月下旬に発売すると発表した。また、同日に開催した発表イベントでは、CMキャラクターを務める俳優の小栗旬さんとCMソングを担当した歌手の倖田來未さんが登場、新製品の感想などを語った。


 会見の冒頭に登場したKDDIの高橋誠・取締役執行役員常務は、「『着うたフル』の累計ダウンロード数は2億5000万を超え、ケータイで音楽を聴くというスタイルは着実に定着している」とし、「圧倒的な音楽機能を備えた新端末は、音楽ビジネスをもう一歩前に進めるもの」と、新端末を紹介した。


Walkman Phone, Xmini


 「Walkman Phone, Xmini」は、携帯性と音楽機能に特化したスライド式の端末。幅44×高さ75×厚さ18mm、重さ約75gというコンパクトなボディは「『ケータイらしさ』をあえて排除し、『前例のない発想』をコンセプトに開発した」(高橋氏)という。メインディスプレイの1.8インチQVGA液晶には、メニュー操作や音楽操作が行えるタッチセンサーキーを搭載し、閉じた状態でも音楽機能の操作が行える。


幅44×高さ75×厚さ18mm、重さ約75gというコンパクトなボディは
「ケータイらしさ」をあえて排除した


 ソニー製の携帯オーディオ「ウォークマン」に採用する高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を搭載。高音域をクリアに再現する「DSEE」やステレオの左右の音をしっかりとセパレートする「クリアベース」を備え、ソニー製の「大口径13.5mmEXステレオイヤフォン」を付属するなど、高音質を追求した。


 本体には4GBメモリを内蔵し、「着うたフル」なら約2300曲の保存ができる。同日に発表した、320kbpsAAC形式の高ビットレートの楽曲を提供するサービス「着うたフルプラス」にも対応。そのほか、Bluetoothや内蔵スピーカーを備え、ワイヤレス環境での音楽視聴やスピーカー視聴などを可能にする。なお、カメラや外部メモリは搭載しない。カラーは、グリーン×ブルー、パープル×ピンク、ホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラックの4色。価格はオープンで、実勢価格は4万8000円前後の見込み。


発表イベントでは、CMキャラクターを務める俳優の小栗旬さんと
CMソングを担当した歌手の倖田來未さんが登場


 トークショーでは、CMキャラクターを務めた俳優の小栗旬さんとCMソングを担当した歌手の倖田來未さんが登場。また、倖田さんは、同端末とKDDIの2つのCMソングに採用された新曲「Stay with me」を披露するミニライブも行った。


倖田さんは、同端末とKDDIの2つのCMソングに採用された
新曲「Stay with me」を披露


 新CMは、最先端の合成技術を使い、ロボットの体に小栗さんの顔を埋め込んで、口から端末を取り出すというもので、サイズ感と「前例のない発想」をアピールした。ロボットに扮したことについて小栗さんは、「ロボットらしい表情を求められ、困惑したが楽しめた」と振り返った。また、新端末について聞かれると、「小さくて最初見たときはケータイとは思えなかった。音楽も電話もできてカッコいい。これを持っていれば間違いなくモテます」と大絶賛。


小栗旬さんが出演する新CMのワンシーン


 一方、倖田さんは新端末について、「小さいのに2300曲近く保存できるのはスゴイ。ケータイで音楽を聴く時代になったと実感した」と述べ、好きなカラーについて聞かれると、「恋愛運を上げるピンクがお気に入り」と答えた。なお、同端末には倖田さんの新曲「Stay with me(short ver.)[体験版]」をプリセットする。


(左から)KDDIの高橋誠・取締役執行役員常務、倖田來未さん、小栗旬さん、
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの木戸良郎社長