九十九電機が営業を一時中断、NECリースの商品引き上げで
九十九電機(鈴木淳一代表取締役)は11月21日、店舗やネットショップ「ツクモ」の営業を一時中断すると発表した。同社の店舗や倉庫にある商品について「集合動産譲渡担保権」をもつNECリースが同担保権を実行し商品を引き上げことによるもの。裁判所からもこの件に関する仮処分決定を受けたという。営業を中断する期間は11月21日から25日まで。メールや電話でのサポートサービスも休止する。
これに関し九十九電機は、「NECリース株式会社の大株主である日本電気株式会社様とは、30数余年に及ぶ取引をさせていただき、大変多くのパソコンを販売させていただきました。また、弊社の社員にもたくさんのNECファンがおります。その日本電気株式会社様の関連企業が、民事再生法の下、取引先様、お客様、そして社員が精一杯再建に努めている弊社に対し、営業を一度中止せざるを得ない行動を取られたことが残念でなりません」と発表した。
九十九電機は10月30日、東京地裁に民事再生法の適応を申請。その後も店舗の営業は継続していた。一方で営業の一時中断を回避するため、NECリースを相手方として東京地裁に対し、担保権実行手続中止命令の申し立てを行っていた。この審尋期日が11月21日17時30分だったが、期日の前にNECリースが担保権を実行したため、営業を一時中断することになった。
これに関し九十九電機は、「NECリース株式会社の大株主である日本電気株式会社様とは、30数余年に及ぶ取引をさせていただき、大変多くのパソコンを販売させていただきました。また、弊社の社員にもたくさんのNECファンがおります。その日本電気株式会社様の関連企業が、民事再生法の下、取引先様、お客様、そして社員が精一杯再建に努めている弊社に対し、営業を一度中止せざるを得ない行動を取られたことが残念でなりません」と発表した。