オリンパスイメージングは11月5日、デジタル一眼レフカメラの「フォーサーズシステム」規格に準拠した標準ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II」を12月20日に発売すると発表した。価格は8万7150円。

　焦点距離は14-55mmで、35mmフィルムカメラ換算で28-108mm。クセのないボケ味を演出するため、円形絞り機構を採用した。絞り羽枚数は7枚。開放から2段絞り程度まで、絞り形状がほぼ円形になるように設計した。レンズ構成は非球面レンズ3枚を含む11群15枚。各所にシーリングを施し、高い防滴性と防塵性も確保した。

　また、同社のデジタル一眼レフカメラ「E-30」「E-520」「E-420」が備える、高速でピント合わせが可能な「ハイスピードイメージャ AF」に対応。上記のカメラと組み合わせれば、「ライブビュー」使用時に、コンパクトデジタルカメラと同じような感覚で撮影が可能。

　ズーム全域での最短撮影距離は22cm。最大時の撮影倍率は0.26倍（35mmフィルムカメラ換算0.52倍）で、レンズ先端から7cmのクローズアップ撮影が可能。サイズは最大径74.5×全長88.5mmで、重さは440g。レンズフードとレンズキャップのほか、レンズケースも付属する。