オリンパス、最大8人までの顔を認識できるデジ一眼の中級モデル「E-30」

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2008/11/06 12:49

 オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は11月5日、「フォーサーズシステム規格」に準拠したデジタル一眼レフカメラの中級モデル「E-30」を、12月20日に発売すると発表した。価格はオープン。実勢価格は、ボディのみで15万円前後、「ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II」をセットしたレンズキットで20万円前後の見込み。

E-30

 「E-30」は、08年5月に発売した初級モデル「E-520」と、07年11月に発売した中・上級モデル「E-3」の中間に位置する中級モデル。「E-3」の優れた画質や高速性能を継承しているという。

 撮像素子は、新開発の1230万画素「ハイスピードLive MOSセンサー」で、画像処理エンジンには新開発の「TruePicIII+」を搭載する。全点クロス式の11点のAFセンサーも採用する。また、最大5EVステップの補正効果があるボディー内手ぶれ補正機構を搭載。マクロ、魚眼、超広角から超望遠まで、全てのフォーサーズレンズで手ぶれ補正機構が利用できる。

 フィルター効果をかける新機能「アートフィルター」を搭載。色をカラフルに強調する「ポップアート」や、柔らかいトーンで幻想的な雰囲気を演出する「ファンタジックフォーカス」など、計6種類のフィルター効果を搭載した。これにより、特殊なレンズや外付フィルター、複雑な画像処理が必要だった写真表現を、簡単な操作で実現できる。

 ライブビュー機能では、「E-420」「E-520」と同様、ミラー動作なしでAFが行えるコントラストAF「AFライブビュー」を搭載。AF方式には、コンパクトデジタルカメラと同様の使い勝手による撮影ができる「ハイスピードイメージャAF」を採用し、「ライブビュー」撮影時の快適さを向上させた。

 このほか、最大8人の顔を認識する「顔検出」機能を搭載。「顔検出」機能に連動して、背景と顔の露出を最適にコントロールする「フェイス&バックコントロール」機能も搭載し、逆光で顔が暗くなってしまう場合も背景の白飛びを抑えながら顔部分を明るく補正する。本体サイズは幅141.5×高さ107.5×奥行き75mm、重さは約655g。